「6マイル以内に住め」「試験はドレスコードで」こんなのアリ!? オックスフォード大学のヘンなルール

学生の窓口


「オックスフォード大学」(University of Oxford)といえば世界でも名の通った名門大学です。英語圏最古の大学で、11世紀終わりにはすでに講義が開始されていたという長い歴史があります。その分変わったところもあるようで……。

■オックスフォード大学は日本の大学とは全然違う!

オックスフォード大学は、一口に「大学」といいますが、日本にある大学とはずいぶんシステムが違っています。まずオックスフォード大学という一つの大学があるわけではありません。39の「college」(カレッジ:学寮などと訳されます)、「department」(学科などと訳されます)、また7つの「Permanent Private Halls」(ホール)などからなる複合教育機関なのです。ですので、各カレッジの歴史も違いますし、それぞれのカレッジ間での競争意識があったりします。

●正装で晩さん会があるよ!

カレッジ主宰で「Formal Hall」(フォーマル・ホール)という晩さん会が開かれることがあります。その場合には、学校指定のガウン、ディナージャケットなどを着用することが求められ、全員正装です。映画『ハリー・ポッター』に登場した食堂のシーンには「Christ Church College」(クライスト・チャーチ・カレッジ)にある「Great Hall」(グレートホール)が使われました。

⇒「Christ Church College」サイトにある『ハリー・ポッター』についてのページ

http://www.chch.ox.ac.uk/visiting/harry-potter

●弓矢を講義に持ち込んじゃ駄目!

オックスフォード大学は12世紀にまでさかのぼれる大学ですが、その当時の学生は弓矢を持ってたりしました。しかし、誤って街の女性を打ってしまうという事件が起こります。そこから、オックスフォード大学の最初期のルールとして「武器のようなものを持ち込んじゃ駄目!」が決められたそうです。

●ケーキは駄目!

最後の試験の終わったときには、その解放感から学生による「trashing」セレブレーションが行われます。ただし紙吹雪を投げたり、シャンパンを開けたりはいいのですが、なぜか食べ物を投げてはいかん、ということになっているそうです。2011年にある女子学生がトライフル(スポンジケーキのようなイギリスの代表的なデザート)を投げて80ポンドの罰金を取られたそうです。

●6マイル以内に住みましょう!

面白いことに、学生が住むエリアについてのルールがあります。オックスフォードの中心部にある「Carfax(カーファクス)塔」から6マイル(約9.7キロメートル)以内に住みましょう、というのです。これ以外の場所に住む場合には特別の許可を得なければならないそうです。

●試験のときにもドレスコードがある!

オックスフォード大学では、試験時にもドレスコードがあります。「sub fusc」(サブ・ファスク)と呼ばれる規定があって、フォーマルな場、また試験期間にはこれを守らないといけません。

各学期末試験では、黒いジャケット、ズボン、黒い靴、白いシャツ、白い蝶ネクタイ、ガウンなど(他にも規定があります/下の引用参照)を着用し、試験に臨まねばなりません。この着用義務を怠ると試験を受けさせてもらえないそうです。また、卒業式の際にはこれに角帽をかぶります。角帽を忘れると卒業式に入れてもらえないそうです。歴史ある大学ですから伝統を守ることには厳しいのですね。

以下が「sub fusc」の規定です。

1.one of:
dark suit with dark socks, or
dark skirt with black tights or stockings, or
dark trousers with dark socks

2.dark coat if required
3.black shoes
4.plain white collared shirt or blouse
5.white bow tie, black bow tie, black full-length tie, or black ribbon.

⇒引用元:「オックスフォード大学」の「Academic dress」規定のページ
http://www.ox.ac.uk/students/academic_dress

■「ケンブリッジ大学」とは永遠のライバル!
1209年にはオックスフォード大学の永遠のライバルである『ケンブリッジ大学』が創立されますが、この両校は共に切磋琢磨(せっさたくま)して火花を散らしています。一番有名なのはテムズ河で毎年開催される「The Boat Race」(ザ・ボートレース)。これは1829年から続いています。戦績は現在、男子校エイトが「オックスフォード大学:79勝/ケンブリッジ大学:81勝/引き分け:1回」で、本当にいいライバルであることが分かります。

「An Oxford Glossary of Terminology」(オックスフォード大学用語まとめ)によれば、「Cambridge man」(ケンブリッジ・マン)は「オックスフォード・マンを補完するもの」なんて書かれていますけれども……。

Photo(C)chensiyuan

(高橋モータース@dcp)

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