幼少期の親の離婚や死別が、女性の肥満の原因となる
アメリカの新しい研究から、幼少期に両親の離婚や死別によって受けるストレスが、大人になってからの肥満の原因になるということが判明したそうです。しかし、これは女性に限ってのことで、男性にはその傾向は見られないのだとか。
「大人になってから受けるストレスよりも、子どものときに受けたストレスのほうが、長期的な体重増加の要因となることが分かりました。」と、ミシガン州立大学の社会学、ホイ・リュウ助教授は述べています。
研究者は、全米で15年間に4回実施したインタビュー、「アメリカ人の生活の変更」(the Americans' Changing Lives)からの調査データを分析しました。対象者は、2259人の女性と1358人の男性、合計3617人であり、小児期のストレスは、16才以下で発生した家族関係のストレス因子を基準として測定されました。
幼少期のストレス因子は、経済的困難、離婚、精神的な問題を抱えた親との生活、物心ついたときから父親の顔を知らないことが含まれ、大人のストレス因子は、失業、自分にとって重要な存在の人間の死、子育ての悩みが含まれました。
その結果、体重の急速な増加が見られたのは、幼少期に強いストレスを受けている女性のほうでした。なぜ女性だけなのかというと、女性は食べることによってストレス発散する傾向にあるからだそうです。また、鬱病は感情的な食事と体重増加と関連しており、男性よりも女性の思春期後に見られることも分かっています。
リュウ助教授は、「体重の変化は一時的なものではなく、生涯を通じて展開されていくもので、幼少時期が、長期的な影響を与える重要な期間であると言えます。私たちの肥満予防の効果的な臨床プログラムを設計するためには、幼児の社会環境を考慮していくことが重要です」と語っています。
参考:How childhood stress can make women FAT: Impact of divorce and deaths can fuel weight gain years later, claims study
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3154233/Childhood-stress-make-women-FAT-Impact-divorce-deaths-fuel-weight-gain-years-later-claims-study.html