ジャングルの奥深くに忽然と現れた巨大なチキン型ドーム「グレジャアヤム」(インドネシア)
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これまた後世の人が見たら新たなる宇宙人飛来伝説が出来上がってしまいそうなほどの建造物が、インドネシア、ジャワ島マゲランのジャングルの中にある。
人々に「グレジャアヤム(直訳するとチキン教会)」と呼ばれているこの巨大なニワトリ型ドームは1990年、ダニエル・アラムスジャー(67)が、「丘の上に家を作れ」という神のお告げを聞いて1990年に建設が始まったものの、長い間放置されている未完の建造物である。
この建造物を見にやってきた人々は「チキン教会」と呼んでいるが、アラムスジャーによるとこれは断じてニワトリではないし、教会でもないそうだ。
ここから550キロ離れたジャカルタで働いていたアラムスジャーは、ある日突然、「ハトの形をした祈りの家を丘の上に作れ」という神のお告げを聞いたという。
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ジャングルの中に忽然と現れた、異物感漂うグレジャアヤムに惹きつけられ、大勢の旅行者やさまざまな宗教の信者らがこの打ち捨てられた未完成の建物を見にやってくるそうだ。
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長く放置された建物は非常に脆くなっているため、中に入るときは注意を怠ってはいけない。既に建物を支えている8本の柱のうち5本は崩れてぼろぼろになっている。崩れた建物の中には寝室らしき部屋が15、浴室が3つある部屋がひとつ、開かずの扉がひとつ、地下室もある。
かつてここはリハビリ施設として使用されていたこともある。身体の不自由な子供たちや麻薬中毒者、精神障害者、荒れた若者たちの治療とリハビリを行っていたのだそうだ。
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アラムスジャーはキリスト教徒なので、教会を作ったのだろうとまわりからは思われているというが、これは教会ではなく、祈りの家、神を信じる人々のための場所なのだと本人は言う。
1989年、妻の家族が住んでいるマゲランの地を歩いていて、アラムスジャーは夢の中で見た風景とまったく同じ光景を目にした。一晩中そこで祈り、その場所に祈りの家を建てよというお告げを聞いたという。
1年後、その土地の所有者から、200万ルピーでレーマ丘の土地3000平方メートルを譲り受け、4年かけて返済した。30人ほどの地元の村人が、アラムスジャーがチキン教会を建てるのを手伝った。
今や、仏教徒、イスラム教徒、キリスト教徒などさまざまな宗教の信者たちが、わざわざこの辺鄙な場所にやってきて、彼らのやり方で祈りの家に参拝していく。
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建設費用の高騰により、2000年に閉鎖されたが、この奇妙ながら人を惹きつける魅力ある場所を訪れる者は絶えない。ソーシャルメディアのおかげで、今やグレジャアヤムは美しい写真を撮ってネットで公開しているトラベルブロガーたちにとってホットスポットになっている。
歴史がほとんどないわりには、訪れる旅行者が多く、結婚式まで開かれる。謎めいているところが、実際に訪れて直接見てみたいという人たちをたくさん惹きつけているのだろう。
内部の壁には、汚い言葉のいたずら書きや裸の女性の絵が描かれている。
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建物の上階には、かつて祈りの部屋として使われていた暗く不気味な部屋がある。
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さらにここは、近くの村に住むカップルたちにとって、のぞき見されずにいちゃつくことができる安全地帯
となっている。部屋が階段状になっていて、上階が教会ホールとして使われていたことがもっとも不思議な点だという。地下には寝室や浴室があるが、明かりの痕跡がなくコウモリの巣となっているようだ。
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Giant Chicken Church
via:dailymail・原文翻訳:hiroching
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