数字による裏付けと収益モデルが大切! IT企業の企画型インターンで学んだこと【私のインターン体験記】
就職活動のために、インターンシップへ参加した学生にインタビューを実施する本連載。今回は、早稲田大学 4年生の堀内さん(仮名)に話を伺った。
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キッカケは知人の紹介。ブライダル業界のインターンに―― どのようなインターンに参加しましたか?
某有名メガベンチャーのグループ企業であるブライダル系のIT企業でインターンをしました。しかし、初めからブライダル業界に興味があったわけではなく、知人の紹介で参加しました。そういった経緯もあって、ブライダル業界に関する知識はほぼゼロの状態でインターンを開始しました。
―― 内容はどのようなものでしたか?
5日間で企画を立案するインターンでした。5名ずつのグループに分かれ、「IT×ブライダル」をテーマに企画を考案し、最終日に社長や役員にプレゼンを行い、優勝を目指すという内容でした。
初日の午前中はアイスブレイクとチームづくり、午後からブライダルとIT関連の必要最低知識に関する座学で、以降はグループワークという流れです。
最終的な企画案はサービス内容からターゲットユーザー、予算や収益モデルの設定などの項目を必ず盛り込むよう指示されました。
業界に対する知識も乏しかったため、難しいワークでしたが、1チームに社員の方が3人ついてくれたため、具体的なアドバイスを受けながら進めることができました。また、実際のウェディング会場を見学する時間があったりと、参加学生に対してかなり手厚い印象でした。
説得力とチームワーク
―― 難しかったことは何でしょう? またインターン経験で何を得ましたか?
このインターンで学んだことは、アイデアを実現させるための説得力とチームワークの大切さです。
企画になりそうなアイデアが浮かんだとしても、それをビジネスにするためにはマーケティングなどを通じた数字による裏付けと、将来的な収益モデルを描けていなければ説得力がないことを学びました。
また、グループで企画を提示しなければならないので、メンバーの役割と個人の意見をそれぞれしっかり認識し、明確化させることが大切だと思いました。
数字への意識やチーム力など、学生生活では意識することのない、ビジネスの生きた学びを得られたインターンでした。
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グループワークはチーム力が大切だが、企画を立案するような場合は根拠や裏付けを集めるなど、説得力を高める作業も大切だ。ビジネスシーンでは、さまざまな能力が求められる。自分に足りない能力や、学生生活では直面できなかった気付きを得られるのがインターンの大きなメリットかもしれない。
文●就活スタイル編集部
取材協力●堀内真紀(仮名)
早稲田大学商学部4年
大学ではマーケティング戦略の研究を専攻し、日常的に実地調査を行っている。ITやベンチャー企業に興味があり、短期インターンに参加。