無料掲示板「ジモティー」に潜む問題点、詐欺に合わないために (2/2ページ)

東京ブレイキングニュース

また、ご自身のメールアドレスでのやり取りはトラブルが多く報告されておりますので、ジモティーの代理メールをご利用ください。」(ジモティーに掲載されている注意喚起)

 だが、筆者が取材したところ、複数人が「メールを送ったのに相手から連絡が来なくなった。その後数通メールを送ったらメールは1通しか来ていない」というような返答をしている。つまり、システムがそこまでキチンと稼動していないのではないかと想像できる。また、「受け渡した商品が違っていたというトラブルが多く報告されております。受け渡しの際には、中身も確認するようにしましょう。」と言う注意書きも気になる。例えばテレビは今はほとんどが薄型なため、駅前等や路上での受け渡しも可能だろう。だが、本当に作動するかは自宅へ帰ってみないと確認できない。そのような詐欺を防ぐための具体的なアドバイスもない。

 直接取引を推奨しているのに郵送・振込みの注意もある。振込み後商品が届かない、音信不通といったトラブルについての注意喚起だ。そういった事態に見舞われた際には「内容証明を送付し て下さい」「相手ユーザーに対して商品の送付や返金などの依頼をし、トラブルの解決に向けて引き続き交渉を行ってください。」と明記してあるが、相手が住所が架空だった場合、誰にどの様に送ればいいのか。つまりトラブルが起こった際はすべて自分で解決して下さいとの事である。これが大手オークションの場合だと保証があり、その代わり売買の際の手数料は何パーセントが引かれるという仕組みになっている。

 しかし売買の手数料が無いこのジモティーは一切保証しない。ジモティーは掲示板であることをアピールしている。掲示板とは文書を掲示するための板であり、誰もが書く事が出来る。筆者も取材がてら「ジモティー」を利用して、数人と実際に取引を行ってみた。その際に会って話を聞くと、誰もが不安を訴えていた。

 一番の問題点はオークションとは違い、掲示板だということ。だが金銭の発生する取引がメインの掲示板である、2ちゃんねるのように「自己責任、私は知りません」では通らないのではないか。今回原稿を書くに当たって、ジモティーにいくつかの質問と取材依頼を行ったが、「好意的に扱うメディアには積極的に協力しているが、問題点を提起するメディアには」取材拒否であった事を最後にお伝えしておく。

Written by 西郷正興

Photo by norio.takahashi

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