世界で5000万人の人生を変えた「お金と繁栄」に関する考え方

Suzie(スージー)

世界で5000万人の人生を変えた「お金と繁栄」に関する考え方

ルイーズ・ヘイは、幼少期から虐待や暴行、レイプなどを経験した過去を持つ女性。その後、モデルとして活躍したのち、結婚と離婚を経てスピリチュアルな世界へ。1970年代初頭からは、自己啓発家として活躍しました。

『あたらしい私のはじめかた You Can Heal Your Life COMPANION BOOK』(ルイーズ・ヘイ著、道端ジェシカ訳、フォレスト出版)は、そんな彼女が残した全世界5,000万部のベストセラーである『You Can Heal Your Life』のガイドブック。

世界で5,000万人の人生を変えた本。心の持ち方が変わるメッセージとメソッドがつまってます。道端ジェシカさんの翻訳も読みやすく、「自分を愛し、ポジティブに考える」という著者の考え方を無理なく理解できます。

きょうはそのなかから、「お金と繁栄」に関する記述を抜き出してみたいと思います。

持っているお金に値する人間になろう

お金について考えるにあたり、「いまよりもお金持ちになるだけでは充分ではない」と著者はいいます。なぜなら私たちは、持っているお金に値する人間になり、そのお金を楽しむ術を学ぶ必要があるから。

山ほどお金があっても、繁栄が保証されるわけではありません。それどころか、お金をたくさん持っている人は、貧困意識に飲み込まれてしまう可能性があるのだとか。

お金持ちは、ホームレスよりも、一文なしになることを恐れがち。しかしそうなると、持っているお金を楽しみ、豊かな世界で生きる力を失ってしまうもの。

事実、哲学者のソクラテスも、「満足は自然が与える富。ぜいたくは人が与える貧困である」ということばを残しています。

繁栄意識がお金の流れを決めている

つまり、お金が繁栄意識を左右するのではなく、自分自身の繁栄意識が、自分のお金の流れを決めているということ。

だからこそ著者は、お金の追求は、人生の質に貢献するものでなくてはならないと断言しています。

もしもそうでないのなら、つまり、お金を稼ぐためにしていることが嫌いなら、お金は無用の長物と化すことになってしまうとも。

つまり繁栄とは、所有しているお金の量だけではなく、人生の「質」をも指しているということです。

繁栄はお金だけで定義できないもの

そして繁栄は、お金だけで定義するものではないといいます。時間、愛、成功、喜、心地よさ、美しさ、英知といった要素も含んでいるということ。

たとえば、もしも焦りやプレッシャーを感じ、急かされている気分だとしたら、周囲の時間は貧困にどっぷり浸っているといえるかもしれない。

でも、「目の前の仕事をこなす時間はたっぷりとある」と感じ、どんな仕事でもこなせる自信があるなら、時間に関しては繁栄している状態にあるのだとか。

いま、この瞬間に考えは変えられる

では、成功についてはどうでしょうか?

「成功なんて高嶺の花で手が届かない」と思ってしまいがちですが、「自力で成功できる」と感じているなら、成功に関してはリッチな状態。

そして著者は、どんな思い込みを持っていようと、「いま、この瞬間に変えられる」と知っておくことが大切だとも記しています。

自分自身を生み出した力が、自分にとっての経験を生み出す力を与えてくれるということです。

なお、絵本のようにきれいなフルカラーなので、ページをめくっているだけでも楽しめると思います。

(文/印南敦史)

【参考】

※ルイーズ・ヘイ(2015)『あたらしい私のはじめかた You Can Heal Your Life COMPANION BOOK』フォレスト出版

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