やくみつるの「シネマ小言主義」 “喜劇”に見える実際に起きた“惨劇”『エル・クラン』

週刊実話

やくみつるの「シネマ小言主義」 “喜劇”に見える実際に起きた“惨劇”『エル・クラン』

1980年代のアルゼンチンで実際にあった、一見“普通”の家族が引き起こした残忍非道な事件。笑いをとっているわけでもないのに、バックに流れる軽妙な音楽とあいまって、途中から「これは、ドタバタ喜劇なのか?」と思えてしまう作品です。 まず、映画で見る当時のアルゼンチンの司法があまりにメチャクチャ。日本の司法にだってマズイ点は多々ありますが、それにしたってヒドすぎる。 たとえば、拘留中の容疑者同士がお互いの...

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