映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」/矛盾だらけの福祉制度と問題点が浮かび上がる
労働者階級や移民など、社会的弱者を描き続けてきた英国の名匠ケン・ローチ監督。前作「ジミー、野を駆ける伝説」(14)を最後に引退表明したが、79歳になって「どうしても伝えたい物語がある」と復帰。「わたしは、ダニエル・ブレイク」を撮り上げ、カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞した。「麦の穂をゆらす風」(06)に続く2度目の快挙である。 自分は食べずに子どもたちに与え続ける 59歳の大工ダニエル(デイ...