やくみつるの「シネマ小言主義」 決して他人事ではない「愛なき世界」 『ラブレス』

週刊実話

やくみつるの「シネマ小言主義」 決して他人事ではない「愛なき世界」 『ラブレス』

この映画の舞台は、暗く冷たい冬のロシア。しかし、我々の持つ旧ソ連のイメージを軽く裏切るほど、小洒落た内装のアパートで、男女の不毛な罵り合いが繰り広げられます。 2人はロシアの富裕層の夫婦で、お互いに愛想を尽かしてW不倫しているだけでなく、彼らの間にできた12歳の息子アレクセイまでも愛することができず、離婚後、どちらが引き取るかで揉めて、押しつけ合っています。 くる日もくる日も続く両親の激しい口論を...

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