田中角栄「怒涛の戦後史」(26)元首相・大平正芳(上)

週刊実話

昭和55(1980)年6月6日、心筋梗塞の疑いで虎の門病院に入院中の大平正芳首相は、ベッドの中で側近の一人であり、自民党の筆頭副幹事長だった田中六助に小さく言った。 折から、自民党内は田中派、大平派の主流派と、福田(赳夫)派、三木(武夫)派ら反主流派との対立が収まらず、それを引きずる中で史上初の衆参ダブル選挙に突入していた。大平はそうした心労、遊説などの強行軍も手伝ってか、選挙戦のさなかに入院を余儀なくされ...

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