南北朝の英雄「二世の実像」【中編】楠木正成の長男「異名は小楠公!」
南北朝時代の英雄とされる武将の“二世”に迫った前回、第一弾で取り上げた足利尊氏の三男である足利義詮は生前、善入寺(現・宝筐院=京都市)の僧である黙庵に「余が亡くなったら、楠木正行の墓の傍らに葬ってもらいたい」と頼んだ。 善入寺に眠る正行は楠木正成の長男で南朝の功臣。敵(北朝)である義詮が本当に、そう言ったかは微妙である反面、彼の菩提寺である善入寺には実際、正行の首塚がある。その正行は「大楠公」...
南北朝時代の英雄とされる武将の“二世”に迫った前回、第一弾で取り上げた足利尊氏の三男である足利義詮は生前、善入寺(現・宝筐院=京都市)の僧である黙庵に「余が亡くなったら、楠木正行の墓の傍らに葬ってもらいたい」と頼んだ。 善入寺に眠る正行は楠木正成の長男で南朝の功臣。敵(北朝)である義詮が本当に、そう言ったかは微妙である反面、彼の菩提寺である善入寺には実際、正行の首塚がある。その正行は「大楠公」...
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