風呂なしアパート住まいも…アラフォー女子アナ&CA“予想外”の転落人生 (1/2ページ)

女子アナ、CAといえども、生活は一般人が想像するよりは厳しい。いつの時代でも女子アナとCAといえば憧れの女性の職業だ。男性が結婚したい、付き合ってみたいと思う華やかな職業の代名詞としてこの2つの職が真っ先に挙げられる。
しかし、美貌と知性、そして高収入と三拍子揃ったこの2つの職業が“高収入”というのは、今、かならずしも当てはまらないという。1990年代初頭のバブル崩壊以降、2010年まで続いた、いわゆる「失われた20年」でデフレ化が進み、その波は女子アナやCAといった華やかな女性職業にまで押し寄せてきた。
最盛期・年収700万円から月収1万円弱への転落
元九州の地方局に局アナとして活躍していたフリーランスの水田菜々子アナ(仮名・39)はこう語る。
「局アナ時代は若手だったので年収400万円でした。その後、東京に出てフリーとして在京キー局でレギュラーを持っていた当時は、アナとしての収入だけで年収500万円ほど。加えて結婚式やイベントの司会、ビデオのナレーションといったアナならではの副業もポンポン入ってきたので、年収700万円くらいいきましたね」
だがレギュラー番組から降板すると、アナとしての年収約700万円から月収1万5000円にまで落ち込んだ。降板により、副業の声もかからなくなったという。まさにデフレの進行だ。
「とても生活できないのでアナという身分を隠してアルバイトをしました。飲食店で催されるパーティにウエイトレスとして働いたこともあります。一回で5000円でした」(水田アナ)
現在、ラジオ番組のナレーションを時折する水田アナの収入は月に1万円弱ほど。ほか単発のナレーションといったアナの仕事で月平均3万円程度という。地下アイドルの物販の手伝いなどをして収入を増やしている。月収にしてトータルで5万円程度だ。
「アナ仲間には、ホテルのベッドメイキングや、運送会社の仕分けをしている人もいます。収入面ではそんなに恵まれているとは思えません。独身で都内在住だと生活は相当厳しい筈です」(同)