不動産投資初心者は知っておくべき“甘いワナ”の存在 (2/2ページ)

新刊JP



 さて、オーバーローン、金融機関に正面から相談し融資を受ける形であればいいのですが、法に触れるような手段で金融機関を騙し、ローンを引くことが実際に不動産投資業界で起きているそうなのです。
 小林さんの元には、関係業者から自己資金書類を改ざんすることを提案されたという顧客が相談しに来たことがあるといい、それをしてしまえば「私文書偽造罪」や「詐欺罪」になると注意します。
 また、厄介なのは、金融機関を騙すような形で得たオーバーローンについて、業者側は責任を取ってくれないということ。すべての業者が悪いことをしてまで顧客に不動産を買わそうとしているわけではなく、顧客の強い希望がそうさせてしまう一面もあると小林さんは訴えます。

 もし、違法なやり方でオーバーローンを組み、それが明るみに出てしまった場合、銀行からの融資はこの先受けられないと思った方が良いでしょう。目先の儲けにこだわりすぎた結果、最悪の場合は一括返済で全てを失ってしまうことも考えられます。

 本書には他にも不動産投資のさまざまな「ワナ」が書かれており、まさに「知らないと取り返しがつかなく」なるものばかりです。老後のために、不労所得がほしいから、働きたくないから…そういった気持ちを満たしてくれる不動産投資。ですが、そのウラには大きなリスクやデメリットがあることも知っておくべきではないでしょうか。
(新刊JP編集部)
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