元オセロ中島知子が洗脳騒動の真相を激白「ニートの妹のでっち上げ」
あの騒動が全部嘘──!? 9日の『ダウンタウンなうSP』に出演したお笑いタレントの中島知子の言動が再び注目を集めている。
中島知子は2009年に激太りしたという報道がなされたあと、2011年から2013年にかけて、芸能活動を休止して自宅に引きこもった上、自宅家賃の滞納で訴訟されるなどの問題を起こし、当時所属していた芸能事務所を契約解除され、以前松嶋尚美と組んでいたお笑いコンビ・オセロも解散することとなった。この騒動では、中島知子と同居している女性占い師が中島知子を洗脳してコントロールしているという報道がなされ、問題となったのを覚えている方も多いだろう。
「全部嘘なんですよ」
“悩みのある芸能人が番組MCであるダウンタウンの二人や坂上忍と酒を酌み交わしながら相談する”という主旨のこの番組に出演した中島は、上記の騒動に対して「洗脳はされていないですね」と、きっぱり否定。なおも追及する三人に対し「このリアクションがまた洗脳ビジネスみたいになってるんです。(中略)最近、洗剤を見ても『えっ……』って思うんです。洗脳という言葉に洗脳されているんです、私は」と語った。
まず、最初の激太りの際、恋人と破局したのが原因ではないかという当時なされた報道に対して、中島は「破局はしましたけど、この人の場合はぶっちゃけ私から振ったんです」と、交際問題の事実を明かし、さらに井上陽水や松崎しげるとの関係が疑われたこともあったと言及した上で「全部嘘なんですよ」とこちらも否定。
続いて、2011年からの芸能活動を休止していた理由について、「会社と自分は経営方針が合わなくて、揉めたんですよ」と事務所との軋轢が高じて、ボイコット問題に発展したと告白。その際に、占い師とされた女性に関しても「仲が良いと家に来るじゃないですか。そんな感じです。だからしょっちゅう家にいたりとか、そういう感じでいただけなんですよ」と、同居していたわけではないとした上で、「もともと友達で、物を書いてたんです、物書きの人なんです。(中略)占いは3年ぐらいやってましたよ、その子は。だけど、間違えちゃいけないのは、元々占いとかやる人たちって普通にいるんですよ」と、専業の占い師ですらないただの友人と明かした。
だが、それに対して坂上が、世間から騒がれていた時期にもその友人が変わらずに中島宅に通っていたことに対して疑問を呈すると、中島は「何が悪いんだって思ってるし、普通に友達だし、友達の家族だから。だからと言って家賃を滞納するまで会社と揉めなくてもいいだろうって話はあるんで、それは本当に申し訳なかったと思ってます。(意固地に)なりましたね」と、自分の誤解を招いた態度への謝罪を口にした。
続いて、中島は洗脳騒動の話の出所として、「家族とすごく仲の悪い家庭に育ったんですよ。親と揉めてたもんだから、(親への)送金を止めたらこういう話になった」と、以前から仲の悪い家族が中島を“売る”形で起こった騒動であることを告白。さらには、「ニートの妹を養ってたんですよ。(中略)休んでる時に実家に帰って。それで、母親が『知子ちゃん、今回の騒動って、自分とこの妹が言い出したでっち上げなんだけど今更どうしたらいいんや』って言い出したんです」と、妹が騒動の主犯であると家族から告げられていたにも関わらず、事務所や家族がそのことを発表しようとすると止めたのがこの騒動がここまで大きくなった原因の一つであると暴露したのだ。
さらに、中島は三人に対して「(女性の写真)見ます?」とスマホで当時占い師とされた女性の写真を見せると、坂上が「電話しようよ、この人に」と提案し、その女性にまさかの直接電話を行うという事態に。中島が女性に経緯を説明した後、三人がそれぞれ女性に慰めの言葉をかけるという不思議な展開になる一幕も。最後に、現在彼氏と遠距離恋愛中であり、浮気問題が勃発中ながらも、結婚を考えている事を明かして、中島の相談が終了した。
この件に対して、ネット上では「報道や噂はアテにならない」「中島さんの言ってることは恐らく本当だろう」という肯定的な意見もあるが、「言ってる事は支離滅裂」「こりゃまだ洗脳されてるな」という、今回の話の信ぴょう性を疑う声も多く、賛否両論といった形になっている。
果たして、この放送を機に以前の“洗脳芸人”というイメージは払拭され、中島の人気は復活するのだろうか。某テレビ局関係者のN氏はこう語る。
「厳しいんじゃないですか? ネットの声でもあったそうですけど、アレで疑惑が完全に嘘だって世間が思うわけがない。まあ、実際に中島に語らせるだけだと弱いと思ったからこそ、占い師とされた女性へ電話するという手段で証拠を作ろうとしたんでしょうけど、あの程度じゃ弱いんですよね、相手側の声が入っているわけでもないし。仮に今回の話が真実なら、女性と中島がタッグを組んで家族に訴訟を起こすとか、そういう強烈なものが無いと厳しいですよ。むしろ綺麗にイメージを変えたいのではあれば、先月にテレ朝の『しくじり先生』に出た辺見マリのように『確かに洗脳されてしまいバカでした、今は大丈夫です』というノリにした方がおさまりが良くなっていいんですよ。まあ、そもそもこれだけ長い期間消えてた時点で……っていうのもありますがね」
世間は半信半疑、テレビサイドの印象も良くなるわけではない……。今だから語れるであろう事実を自分の口から伝えたいというのが中島の真意であれば、今回の放送の内容でも本人は満足なのかも知れない。しかし、こと芸能活動に関しては、これからも彼女にイバラの道が待ち受けているのは間違いないようだ。
(取材・文/阿左美UMA)