【アニメ漫画キャラの魅力】最強で最高の縁の下の力持ち「縁下力」の魅力とは?『ハイキュー!!』 (2/2ページ)

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しかし、個性派揃いの烏野高校男子バレー部とはいえ、一人だけ相手チームの監督に忘れ去られてしまうのには、ファンとしてはなんともし難い歯がゆさでした(涙)。

■逃げてしまった後悔

 おとなしく穏やかな性格の縁下くん。同じ二年の「田中」や「西谷」をいつも困り顔や無表情でいなしています。しかし、度々容赦のないツッコミや冷静な対応、そして面倒見の良さ(特に常識と勉強方面において)で二人の手綱をきっちりと握っています。さらに後輩の「日向」や「影山」にも助言をし、曲者揃いの1年生へも徐々に影響力を広げ、ひねくれ者代表とも言わしめる「月山」にさえ認められているようです。

 そんな人徳者とも思える縁下くんですが、実は部活から逃げ出してしまった過去があります。病気療養から復帰した「鳥飼(前)監督」の厳しい練習に付いていけず、しばらく同学年の友人らと部活を休むようになってしまいます。しかし、やはりバレーでしか得ることの出来ない感触や興奮、それらを棄て去ることが出来ず、結局部活に戻り、そのことを負い目にしながら自身を“根性無し”と自嘲したりもしていました。

 余談ですが、ジャンプNEXTの企画ポスターで行われた公式パロディ「NEXT映画風ポスター」では、縁下くんが監督及び脚本を担当。DQ風の「FHQ」やストII風「HF」、そして月島主役の某魔法学校風な映画とジャンルも多彩で、縁下くんのもう一つの側面や才能が伺われるエピソードかもしれません(笑)。最近では巨匠(監督)姿がNEXTにて掲載されました。

■根性無しの戦い

 ここから少しネタバレになりますが、試合中に負傷した主将「澤村」の代理として、二年生でありながら縁下くんが“主将代理”を務めます。この意外な大抜擢にギャラリーは驚くのですが、烏野の面々は皆が揃って納得。なぜなら、烏野メンバーは縁下くんを当たり前のように高く評価し認めていたからです。控えであったため、試合経験の少ない縁下くんではありますが、それでも“根性無し”を返上するかのように勇気を奮い立たせます。主将を欠いたチームをまとめながらプレッシャーにも耐え、いつものその穏やかな表情とは真逆な闘志をむきだしに。

■次世代への力強い土台として

 日向のような超人的運動能力も、影山のような天才的技術があるわけでない。言うなれば一見“ふつう”の人物「縁下力」。しかし、その内に秘めた闘志や抱える後悔、作中でも描かれたように「逃げることも残ることもその両方を知っている」からこそ強くなれた、それこそが「縁下力」の最大の魅力ではないでしょうか?


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:高塔(キャラペディア公式ライター)

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