キャイ~ン天野の資産は10億円!?「財テク芸能人」のサイドビジネスが凄い
芸能界では成功するほどに金儲け話が寄ってきて、その誘惑に負け、素人考えで商売に手を出して、痛い目にあった芸人も少なくない。しかし、そんな中にも、芸能界で活躍しながら、サイドビジネスでもしっかり稼いでいる、かしこい芸能人だっているのだ。
●キャイ〜ン・天野ひろゆき(45)=不動産、株式投資など
バラエティ番組の料理コーナーを担当したり、レシピ本を出すほどの料理上手なのだが、財テクにも熱心。相方のウド鈴木(45)など芸人仲間から、『ロケ中も携帯で株の売買をしている』『外貨預金で豪ドルを買っている』『ロケに出ると不動産屋を覗いて不動産投資について相談している』『マンションを3部屋所有している』などと暴露され、夕刊紙で総資産が10億円あると報じられたこともある。2013年には「アマノミクス的蓄財術」(PHP研究所)という投資入門書も出しているし、本人はある記者会見で、その「10億円説」を『まったくございません』と否定していたものの、『ややありますが』と冗談めかしていたので、あながち外れた金額ではないようだ。
●壇蜜(34)=駐車場経営
テレビや映画、CMで活躍していたにもかかわらず、一昨年末のインタビューで『(これからは)立体駐車場かなって思ってます。もう芸能界はいいかなって』と語り、その後、土地を購入してパーキング会社と契約。都内に3か所の駐車場を経営していて、その収入だけで年間約800万円は稼いでいるらしい。大学を卒業後。銀座のホステス、葬儀会社、芸能界を経験し、そこで出した答えが立体駐車場というのは、なかなか手堅いのではないだろうか。
●杉原杏璃(33)=株式投資
Gカップのグラビアアイドルは「財テクタレント」という別の顔も持っている。杉原は昨年5月のDVD発売イベントで株式投資について『(半年たらずで)300万円弱のプラスになっている』と答え、『買う時は前日にストップ高になっている銘柄を翌日に買ったり』『株で儲かったとしても使わずに投資へ回す』と成功の秘訣を明かしている。彼女はアイドルとして売れていなかった20代前半、撮影現場の飲み物や弁当を持ち帰って節約し、こつこつ貯めた30万円で投資をスタートしたそうだ。今でも『自分になにかあったり、仕事がなくなった時に蓄えがないと怖い』らしく、堅実な投資が今後も続きそうだ。
●コウメ太夫(43)=アパート経営
白塗りの女型姿で「チックショー!」のフレーズでブレイクしたものの、人気は一発屋どまりで最近はテレビの露出が減っているが、実は副業で始めたアパート経営が順調らしい。ピークの頃は400万円あった月収を浪費することなく、マネージャーの実家が不動産関係の仕事をしていることから、ローンを組んで4800万円のアパートを購入。現在、家賃収入が月に約35万円あるそうだ。本業は浮き沈みが激しく、少ない時は月収2万円以下のときもあるので、かなり心強い収入源になっているようだ。
●なぎら健壱(63)=飲食店オーナー
フォークシンガーだけでなく、下町と酒場を愛するタレントとしても活躍しているなぎらは、東京・学芸大学でもんじゃ焼き屋を経営している。店を始めたキッカケは、学芸大学に引っ越してきたとき、自分好みのもんじゃ焼き屋がなかったからだそうで、店主はなぎらの長男で、ヒップホップボーカリストでもある、詠人(えいと)さんだ。また、あくまでも名義だけで、編集業務に携わったことはないが、2006年10月に『月刊アスキー』(アスキー)の編集長に就任したこともある。
みのもんた(71)=水道メーター製造・販売
文化放送を退職後、フリーになるものの、アナウンサーとしての仕事は少なく、父親の経営する水道メーター製造・販売会社「日国工業(現在は「ニッコク」に社名変更)」に入社。本業が暇だった頃、10年間全国を営業で回り、当時のことを『死に物狂いで働いた』と語っている。現在では個人事務所でもある「ニッコク」の代表取締役社長でもある。
大橋巨泉(81)=土産物店経営
1960〜80年代に「11PM」(日本テレビ系)や「クイズダービー」「世界まるごとHOWマッチ」(ともにTBS系)の司会などで活躍したが、1990年3月、56歳になったとき芸能界からセミリタイヤ。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど海外に移住した。副業は1973年、カナダのバンクーバーに日本人観光客向けの土産物店「オーケーギフトショップ」を開店。その後、アメリカやオーストラリアなどの都市で、7店舗まで事業拡大している。また、ジャズや美術についての執筆も続けている。
ちなみに副業にはげんでも、失敗ばかりの芸能人といえば、元プロ野球選手で、野球解説者やタレントとしてお馴染みの板東英二(75)が有名で、入団契約金の一部を使って、牛乳販売店を270万円で買収したところから始まり、その後もジュークボックスの販売したり大阪にレジャービルを購入したが、ことごとく失敗。ほかにも、千昌夫(68)、荒井注(71歳没)、愛川欽也(80歳没)などがいるが、本業を疎かにしたり、見当違いだったり、人まかせにすると危険なようだ。