俳優の濱田岳（27）が主演を務める連続ドラマ『釣りバカ日誌～新入社員 浜崎伝助～』（テレビ東京系）が今月23日にスタート、初回平均視聴率が10.8％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録した。やはり注目は濱田岳と西田敏行（67）の新コンビ。これまで長きにわたり愛されてきた『釣りバカ日誌』シリーズのため、賛否入り混じるかと思いきや、称賛の声が圧倒的のようだ。

今回の連続ドラマ化では、松竹も制作に加わり、映画では中年サラリーマンだったハマちゃんの新入社員時代を描く。注目は誰がハマちゃんとスーさんを演じるかだが、さすがに固定ファンの多さから、誰をキャスティングしても批判を避けられない状況だった。

そんな中発表されたのが、ハマちゃんを濱田、そしてスーさんをハマちゃんだった西田が演じるというミラクルキャスト。これには、「とにかくハマちゃん（西田）が残ってくれて嬉しい」「これは最高すぎる」「涙出そう」といった喜びの声とともに、「ハマちゃんが出たら、ハマちゃんにしか見えないよ！」「これは最悪の一手」「スーさん役は三國さんの息子の佐藤浩市がよかった」などの声も上がっていた。

ハマちゃんを引き継ぐ濱田は、22日に都内某所で行われた記者会見にて「僕もファンの一人でしたし、面白さを壊してはいけないと悩んでいました」「でも西田さんのようなことを僕ができるわけがないと思い、僕なりのハマちゃんを演じようと思いました」と、意気込みをコメント。

そして迎えた初回放送後、「安心して観れた」「テンポよくて、中だるみが一切なかった」「観るつもりなかったのに、観始めたらあっという前に最後まで観てしまった」「最初はハマちゃんがスーさんていうのに違和感あったけど、すぐ馴染んだ」「キャストも脚本も素晴らしい」など、称賛の声がほとんどだ。

その中でも話題を呼んだのが、万年係長・朝本信一郎を演じた武田鉄矢（66）。「良かったよ金八」「金八が出るから見たら面白かった」「俺も鉄也と西田が共演するっていうんで観た」「武田鉄矢と西田敏行のエサの投げ合いで、本人達が楽しんでそうで笑った」「第1話から鉄也なんて、テレ東本気出してるなこれ」など、なぜか（当然？）武田推しの声も多く上がっている。

キャスティングに対する違和感も難なく乗り越えたドラマ『釣りバカ日誌』。今後、濱田と西田による、新しい『釣りバカ』を作り上げ、映画同様長寿番組になってくれることを期待したい。