10月27日テレビ朝日系で放送された「ロンドンハーツ」。ワースト番組として名高い「ロンハー」の人気企画「格付けしあう女たち」に、なんと現職議員である上西小百合が登場した。

旅行していないと全否定

　度重なる「芸能界を辞める辞める詐欺」発言で好感度を下げ続けている歌手のmisono、自伝本の出版や、アルコール依存症のカミングアウトなど女優としてのキャリアを台無しにするお騒がせ行動でバラエティ番組の常連になりつつある遠野なぎこ、「めちゃイケ」の名物企画「抜き打ちテスト」で、史上最低点を叩き出し怖いものなしのダレノガレ明美など、濃すぎるメンツに囲まれながらも、早くも政界から芸能界への転向を示唆しているような言動でロンブー淳からのツッコミに対抗する、“浪速のエリカ様”こと上西議員。

　今回の「何かとダラしない女」という格付けは、体調不良で衆議院本会議を欠席した翌日に、知人男性と旅行に出かけていたという上西議員が上位ランキングが予想されるテーマ。しかし、上西本人は自分を10人中8位と予想。

　淳からの「旅行には行っていないのか？」という質問には、「行っていない」と全否定。世間の悪いイメージがずっとついて回っていると主張する上西に、遠野なぎこが「（上西議員の自伝の）画像が実物より可愛い」「（画像を）修正している」とかみつく。政治観も論じず、イメージ写真集のような自伝の話題を待っていましたとばかりに語る上西の表情は、「サンデージャポン」のコメンテーターで活躍をしている杉村太蔵や、現在は議員を辞職しタレント活動をしている元宮崎県知事の東国原英夫のような、元議員のネームバリューを生かしたタレント活動へ移行したいという野心が見え隠れ。上西のしたたかさを感じたのか、遠野から「女性特有のだらしなさを一気に集約させたようなオーラを全身にまとっている」と、女性の敵のようなことを言われる始末。

　辛口の遠野からの鋭い突っ込みにもひるむことなく、「（ロンハーの）ブラックメールが好き」「（ダラしない女1位という結果に）「今は作られたイメージで1位にいますが、頑張っていいとこにいきます」と、もはや議員とは思えぬ勘違い発言を投下し続ける上西議員に、ネット上では

「上西議員終わったらタレントになろうとしてるんだろうな」
「何でバラエティーに出てるんだ。上沼にボロクソ言われて、議員やめて出直せまで言われた癖に」
「よっぽどタレントになりたいんだな」

　と冷ややかな反応。しかし、ある芸能ライター曰く、

「現役議員としてバラエティ番組に出演し、女芸人や毒舌タレントなどに交じり、視聴者にこれだけのインパクトを残せたのはかなり大物の片鱗を感じさせます。アンチを炎上させながらも、スキャンダルを話題にした活躍をすれば、元議員タレントとしてトーク番組などの常連ゲストになれるかもしれない。また、議員辞職後は、その知名度からセクシーグラビアのオファーも殺到するのではないでしょうか」

　元々は大阪で、保険会社や美容会社でOLとして働いていた上西議員。今からテレビ出演という種をまき、議員辞職後は華やかな全国区のタレントデビューというシンデレラストーリーを狙っているのかもしれない。

（取材・文／如月小百合）