ダルビッシュ弟、野球賭博逮捕で浮上する「山口組コネクション」

デイリーニュースオンライン

写真はtwitterより
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 巨人の現役選手が発火点となった野球賭博問題は海の向こうにまで波及した。米大リーグ・テキサスレンジャースのダルビッシュ有投手(29)の実弟、ダルビッシュ翔容疑者(26)が、大阪府警に賭博開帳図利と常習賭博の疑いで逮捕されたのだ。

 翔容疑者は、今年5月に行われた米大リーグとプロ野球の公式戦44試合で、胴元として客から賭けの申し込みを受け付けた疑いがある。

 巨人の疑惑選手と翔容疑者との直接のつながりはないとされるが、球界を蝕む賭博禍は収束の気配をみせていない。

 フライデー11月13日号(講談社)は、「野球賭博 ついにパンドラの箱が開く」との見出しで、賭博に関わった疑惑が持たれる人物の存在を報じている。

「山口組と近い」野球賭博の指南役の存在

 なかでも注目されるのが、同誌が「野球賭博の指南役と疑われる元速球派投手のX」と報じる人物だ。何者なのか。

「大阪出身で高校時代に投手として頭角を現わした。大阪代表として出場した甲子園でも見事な投球をみせた。ドラフト1位で巨人に入団した後はおもに中継ぎとして活躍。現役を引退してからは解説者やタレントとして活動している」(スポーツ紙記者)

 表舞台での活躍とともに、現役時代から暴力団との交際が取り沙汰されるいわくつきの人物として知られていた。

 フライデーは、Xとともに飲食店を経営する「Y」なる人物が「山口組元組員と近い」と伝えているが、その周辺にはさらなる〝黒い影〟が見え隠れしている。

「この投手の出身校には、暴力団と付き合いのあるOBが複数いる。X自身とも親交があったのが、今回の問題が出た時に最初に名前が上がった元野手や、現役時代にカリスマ的な人気を誇ったホームランバッターだ。2人とも山口組の司忍6代目組長の出身母体である弘道会とのつながりが噂されている」(同)

 賭博汚染はさらなる広がりをみせそうな勢いだが、現役メジャーリーガーの弟の逮捕劇で、ネット上も騒然となった。

 建設関連会社の経営とともに、格闘技選手としても活躍する翔容疑者は、ツイッターで積極的に情報を発信していた。

 10月21日には、『先を見越して生きれない奴に、将来はない』とツイート。さらに、『いつの時代も、今が全て。いつも「今」勝たなあかんし、その為には、将来を見越した生き方をせなな。今を勝つために! 10年後には誰よりも笑っていたいね』と続けている。同15日には、『いつも同じ失敗だけはせんとこうと、日々精進』と投稿した。

 しかし、相田みつをチックな格言めいた書き込みとはかけ離れた行状を繰り返す翔容疑者に、ネット民は『おまえは言うな』などと辛辣な言葉を投げかけている。

「今回の逮捕容疑と引っかけて、『胴元兄弟』と揶揄する者もいる。これでは兄貴もたまったもんじゃないでしょう」(夕刊紙デスク)

 不肖の弟を持つ兄の心中は……。

(取材・文/浅間三蔵)

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