支払い忘れに注意! ケータイの「料金滞納」は将来に悪影響ってほんと? (2/2ページ)
回線停止のまま放っておくと、どうなるでしょうか? もちろん携帯は使えないままですが、解約したわけではありませんので「基本料金」などが発生し、この状態を続けていると、
・最初の滞納分から「すべて」支払わないと再開できない
・期間に応じた利息など、プラスアルファが発生する
と、支払うべき料金がさらに増えてしまい、デメリットしかありません。また、過去にさかのぼって支払えるのは2ヶ月まで、などキャリアごとのルールがあるため「そのうち」は通用しません。督促状をムシしているとやがては「強制解約」され、滞納分を支払っても再開できない状態になってしまいます。
■5年間は消えない「ブラックリスト」
強制解約される前に支払えばOK!と考えるのは危険で、この段階になると「信用情報」にキズがつく可能性もあります。本体を「月々払い」で購入したひとは「ローン」扱いになっているからです。
分割払いの場合、売る側にとっては「ちゃんと払ってくれる?」かが重要となるので、信用情報機関の情報をもとに審査するのが一般的です。もしローンやクレジットカードで支払いが滞ると事故として記録が残り、あらたにローンを組む際に不利な材料となってしまうのです。
これは「異動情報」と呼ばれ、長期の滞納、頻繁に支払いが滞るなどは「信用できないひと」となり、いわゆるブラックリストに名前が載ってしまうのです。目安は2~3ヶ月と言われ、ブラックリスト入りすると5年間は記録が残るので、社会人になって住宅ローンを組む!なんて局面で足を引っ張る材料にもなりかねないのです。
また、お堅い職業につきたいひとはさらに注意で、就職前の身辺調査で引っかかる可能性もあります。一般的に、信用情報が使われることは「ない」と言われていますが、真相は闇……。ネガティブ要素はないほうが良いに決まっていますから、将来の自分のためにも気をつけておきたいところです。
携帯料金が理由で社会人になってもカードが作れない!ではシャレになりませんので、ご利用は計画的に。
■まとめ
・携帯代金の「月々払い」は、料金ではなく「ローン」扱い
・支払いが滞ると、信用情報機関は「事故」として記録、5年間消えない
・社会人になっても、マイカーや住宅ローンが組めない場合もある…
(関口 寿/ガリレオワークス)