米良美一「ぜんぜん記憶がない」クモ膜下出血の壮絶なリハビリを振り返る

日刊大衆

米良美一「ぜんぜん記憶がない」クモ膜下出血の壮絶なリハビリを振り返る

11月8日放送の『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)に歌手の米良美一(44)が出演。昨年、クモ膜下出血を発症してからの、すさまじい闘病生活について語った。
米良がクモ膜下出血を発症したのは昨年の12月だった。自宅で部屋着のまま倒れていたのをマネージャーが発見。救急搬送され、緊急手術を受けた。
しかしその後、頭に水が溜まる水頭症を発症。今度の治療では脳にメスを入れるため、歌の才能が失われる可能性があると告げられたが、母親の「生きていてほしい」という願いを受け止め、手術を受けることを決意。結果、手術は成功に終わったものの、過酷なリハビリの日々が待ち受けていた。
番組ではマネージャーが撮影した、リハビリ中の米良のVTRが流されたが、当時、会話は出来るが記憶があいまいだったらしく、見舞いに来た人のことも、「ぜんぜん記憶がない」と告白した。
また記憶が戻ってくるに従い、心を痛めるようになったのは、やはりファンのこと。「(中止になったコンサートの)チケット買って、待っていてくださる方の気持ちを思うと、居ても立ってもいられないんですけれど動けない」と、その苦しみの中で少しでも早く歌を届けようとリハビリに励んだという。
その後、リハビリを続け「ちょっとでも歌う為に息を吸うと、頭がグラグラする」症状も克服。なんと273日ぶりにステージに立ち、見事な復活を遂げることになった。
そしてこの闘病を通じて米良は「性格がすごく良くなったと思います」と発言して笑いを取ると、「(以前は)正直、悪いところいっぱいありましたね。言葉が似合わないけど『オレ様』みたいな所はあったし」と以前を振り返っていた。
かつてはさまざまなトラブルが報道されたり、自身の生い立ちや容姿に悩んでその美声が出なかった時期もあった米良。今回のリハビリを経て、精神的にも肉体的にも完全復活となったようだ。

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