24日、4人組のアイドルグループ「KAT-TUN」の田口淳之介が、「ベストアーティスト2015 4時間SP」（日本テレビ系）で、「自分の道を選択させて頂きました」と2016年春にグループ脱退およびジャニーズ事務所を退社することを発表。現メンバーやファンが、悲鳴や困惑の声を上げている。

悲しみの声相次ぐ　結婚説には怒号飛び交う

　2016年に結成10周年を迎えるKAT-TUN。節目の年に、3人目の脱退メンバーが出ることになった。

　テレビ番組で電撃的に脱退を発表した田口は、メンバー全員のコメントを掲載したマスコミ宛の文書で、脱退の理由を「一身上の都合」と語り、「ジャニーズ事務所との契約を終了する」とキッパリ宣言している。

　メンバーの一人である亀梨和也は、同番組では暗い面持ちで「グループとして、何度もこのような形になってしまい、たくさんの迷惑とご心配をおかけしてしまっていることを、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪。マスコミ宛の文書では「なぜ今なのか。情けなく、悔しい気持ちです」と困惑を露わにしている。中丸雄一や上田竜也もそれぞれ悲しみを口にし、文中の端々に、3人目の脱退メンバーが出してしまったことに責任を感じている様子を垣間見せた。

　ファンも気持ちは一緒。ネット上で「サヨナラは言わせないでよ」「（脱退メンバーの）3人の中でいちばんの衝撃だった」「どうなっちゃうの無理だよ耐えられない」と悲しみの声が止まらない。

　また一方で、具体的な脱退理由を明かしていないため、田口の今後について憶測が飛んでいる。なかでも確実視されているのが、2007年から交際する女優・小嶺麗奈との結婚説。事実であるなら8年におよぶ大恋愛の末の結婚だが、世間的には事務所や仲間の説得を振り切った格好だけに、後味の悪さが否めない。ファンの多くが「ずっと田口の隣にいてくれたのは小嶺麗奈なんかじゃない。大切なメンバーだよ」「小嶺麗奈と結婚とかもう許せんよ。世界一許せんよ」「裏切られた感が前の二人より大きすぎる」と怒り心頭だ。

　他にも「小嶺のヒーリングサロン経営を手伝う」「小嶺の親の認知症の介護をする」など様々な噂が飛び交っている。しかし小嶺の事務所は、一部メディアを通じて「（小嶺の）結婚や妊娠は聞いてない。今回の件は私生活と無関係」と否定している。

　6人組として活動をスタートしたKAT-TUNだが、来年春からはついに3人組となる。同グループ名はメンバーのイニシャルを取ったものだが、赤西仁の脱退時には亀梨が「K」から「KA」に、田中聖の脱退時には上田が「T」を「TU」の表記になったとアナウンスされ、"これでKAT-TUNなのだ"と苦しい言い訳がされてきた。今回は、"T"の頭文字をもつ田口が脱退するにあたって、グループ名がどうなるのかも注目される。

　田口の脱退発表にやけっぱちのファンから「田口くんまでいなくなったらグループ名KUNじゃねえか」「残ってるの並べたらUNKだよウ◯コ」という皮肉まじりのツッコミも相次いでいる。

「KAT-TUNは、何十年も同じチーム・メンバーで活動を展開するジャニーズでは珍しいほど脱退者が多いです。グループ結成時は"メンバーの個性の違い"を売りにしていましたが、まさかここまでバラバラになるとは本人たちも予想していなかったかもしれません。仕切り直しの意味も含め、思い切って新メンバーの加入を検討してもいいかもしれませんね」（芸能記者）

　はたして、KAT-TUNに明るい未来は待っているのか。

（取材・文／蒼木学）