個性派俳優 手塚とおる 舞台では客の気を引くために「わざとセリフを忘れる」に、坂上忍「役者としてはクソ野郎」
個性派俳優として活躍している手塚とおるが、3日に放送された「アウト×デラックス」(フジテレビ)に出演。
役者とは思えない発言を連発し、坂上忍から「クソ野郎」と言われてしまった。
1983年に舞台俳優としてデビュー。
「半沢直樹」などの人気ドラマに出演するようになり、名前が知られるようになった。
テレビドラマに出演するようになったのは、2013年ぐらい。
そのため、「未だに僕の中で、舞台とテレビドラマというものの感覚がわからない」という。
「気持ちと言われても、僕の気持ちもよくわからないのに、役の気持ちと言われてもよくわからないな」と、役者らしくない、まさかの発言。
「人の気持ちはわからない。人の気持ちがわかったら、まず戦争は起きないじゃないですか?恋愛も100%うまくいく」と、自分なりの解釈を述べた。
演出家から、「もっと台本の気持ちを読んでやれよ」と、言われたときも、どう見てもセリフとト書きしか書かれておらず、気持ちがどこに書かれているのか不明なため、演出家に「気持ちどれですか?」と、台本を見せて聞いたそうだ。
また舞台は、「セリフは忘れる前提」という手塚。
「自分の言葉ではないし、自分で考えた言葉ではない」と、セリフは覚えるが、人の書いた言葉は忘れて当然と発言。
さらに、観客が心配してくれるので、「わざとセリフを忘れたりする」とのこと。
観客は観ているようで観ていない。舞台は、聞いている力の方が強いため、観ることを怠ることがあるので、わざと間違えると観客が一瞬息を飲むことで、演技を組み立てられると長々と語った。
これには、矢部浩之も「なかなかの演技論」と絶賛。
しかし、坂上忍は、「哲学的でアーティスティックですけど、役者としてはクソ野郎だと思います」とバッサリ斬った。