臨床内科専門医に聞く! せきが止まらないときはどこの科に行くのが正解? (2/2ページ)

学生の窓口

・感染症の疑いがないときは、『肺炎』や『肺結核』、『肺がん』などの肺に関する重い病気も考える。

・高血圧の薬の副作用など。

■迷ったときはかかりつけの内科か耳鼻咽喉科へ

ではいったい、何科の病院を受診すればいいのでしょうか。受診のポイントについて正木医師は、こうアドバイスをします。

「まずはかかりつけの内科か耳鼻咽喉科を受診するのがいいでしょう。長引くせきの場合、胸部のレントゲンを撮ったうえで、問診や聴診、場合によっては血液検査をして判断します。

結果によって、自院で治療する場合と、専門的な治療が必要と判断したときは呼吸器内科や消化器内科など、適切な診療科目の病院を紹介します。

せきが長期間続いているときは、『いつ頃からせきが出だしたか』、『痰(たん)は出るか、ノドは痛いか、鼻水や鼻づまりはあるか、熱はあるか、胸やけや体重減少など、気になる症状』、『せきが出やすい時間帯や環境』を医師に伝えると、診断の助けになります」

せきが出るのは、風邪以外にもいろいろな病気からのサインであることが分かりました。症状や状況を整理して、早期治療につなげることが大切ということです。

(岩田なつき/ユンブル)

取材協力・監修 正木初美氏。日本臨床内科医会専門医、大阪府内科医会理事、大阪府女医会理事、日本内科学会認定医、日本医師会認定スポーツ医、日本医師会認定産業医、正木クリニック院長。

正木クリニック:大阪府大阪市生野区桃谷2-18-9

http://masaki-clinic.net/wp/

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