天才テリー伊藤対談「藤田孝典」(1)年金で暮らすより生活保護がお得!? (1/3ページ)
●ゲスト:藤田孝典(ふじた・たかのり) 1982年、茨城県生まれ。社会福祉士。NPO法人「ほっとプラス」代表理事。大学在学中より都内のホームレス支援活動に参加。04年、さいたま市内のホームレスを定期的に訪問する活動を独自に展開し、アパート探しや生活保護の申請支援を行う。06年、同市内に民家を借り上げ、地域生活サポートホームを複数開設、生活支援、自立支援などの総合的ソーシャルワークを実践。09年、反貧困ネットワーク埼玉代表に就任。現在は、厚生労働省社会保障審議会特別部会委員や聖学院大学客員准教授も務めている。著書に「ひとりも殺させない」(堀之内出版)、「下流老人 一億総老後崩壊社会」(朝日新聞出版)など。
ショッキングなタイトルが大きな反響を呼び、今年の流行語にもなった書籍「下流老人」の著者・藤田孝典氏。老後の貧困問題に鋭く迫った内容に、天才テリーも無関心ではいられない。ここはアサ芸世代を代表して、老後に気になるアレコレを真面目に相談してみると‥‥!?
テリー 著書の「下流老人」が大ヒットですね。
藤田 おかげさまで20万部を突破したみたいです。この手の社会派の本の中では異例の売れ行きだそうで、うれしいですね。
テリー タイトルの「下流老人」も、今年の新語・流行語大賞の候補50語にノミネートされたじゃないですか。これはインパクトのあるキーワードですよ。
藤田 ありがとうございます。
テリー 藤田さんは、ホームレスの人を支援するNPO法人の代表なんですよね。お若いのに、こういう問題に取り組んだきっかけは?
藤田 まず大学在学中にホームレスの支援活動に参加したんですね。そこで声をかけた方々の中に、元銀行員とか公務員とか、そうそうたるキャリアの持ち主がゴロゴロいるわけですよ。それにショックを受けまして、そこから一気にのめり込みまして。
テリー なるほど。