【性犯罪の厳罰化】強姦罪が殺人並の重罪へ? 注目すべき要点とは (4/5ページ)

東京ブレイキングニュース

そうした人間が、あまり仲のよろしくない "他流派" の経営する風俗店を陥れようとして、相手方の嬢を引き抜くなどして「あの経営者に騙された~!嫌だったのに講習だと言って犯された~! 強姦だ~!」と使ってくるケースも考えられる。

 これも実例になるが、以前私が探偵のアルバイトをした際の依頼に、新宿区役所付近のとある風俗店のケツ持ちが、「どこそこの経営者はウチに不義理して出て行き、勝手に独立しやがった。 ケジメの問題になっているから、そいつがウチから持って行った店を張り込んでくれ」 というものがあった。なぜ張り込みが必要だったかといった細かい情報は省くが、今後はそうした場合に気軽に罠を張って"強姦罪"の適用を狙う可能性も出て来る。 風俗客が減少の一途を辿るこのご時世、風俗店なんて毎日お客を呼び込んでナンボなのだから、そこで5年以上の懲役など喰らっていては社会復帰が不可能になってしまう。 ある意味で最高の嫌がらせだと言えよう。

 こうした危険は風俗に限らず、AVなどにも適用できるだろう。もう二度と業界に戻って来ない覚悟があるのなら、AV村のルールなど社会には通用しないに等しいのだから、「働きたくないのにAVに出させられた! AVには挿入行為がないはずなのに挿入された! 強姦だ! ウソだと思うならメーカーのモザイク修正前の映像を見て!」などと騒がれた場合に、どんな判決が下るかとても微妙なラインだ。いくらグレーゾーンな商売とはいえ、仮に執行猶予が付いたとしても、流石に懲役5年は嫌すぎるだろう。

 だが、こうした "プロの世界" 以上に怖く、そして確実に起きるであろう事案は、素人や不良などが起こす美人局の類である。 改正が近くなれば、各マスコミがこぞって「懲役5年!5年!」とまくし立てるだろうし、嫌でも男性の頭に「強姦で訴えられたら殺人並の重罪」という情報がインプットされる事になる。そんな時に美人局に引っ掛かって「はい10万円」と言われたら、果たしてアナタは拒絶して適切な対応ができるだろうか。

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