あのタレントも人気俳優も…タクシー運転手が見た「芸能人の驚くべき素顔」

日刊大衆

あのタレントも人気俳優も…タクシー運転手が見た「芸能人の驚くべき素顔」

 あの大物役者もスター選手も“走る密室”の中では、ウラの顔をさらけ出す——。聞いて集めたここだけの(秘)情報満載。 「乗車するなり、足を大きく投げ出して、ゲーム機を手にピコピコやり始めたんです。あのギラついた眼でゲームに熱中している姿は、ちょっと怖かったです」と振り返るのは、この道30年になるベテランのタクシー運転手・若杉さん(58・仮名=以下同)。大の大人とは思えないゲーマーの姿を見せてくれたのは、歌舞伎役者のAだ。「完全にゲームの世界に入り込んでいて、“くそ!”とか叫んでいましたね。それでいて、時々、前を見て“そこ右だよ!”と激怒されるんです。さらにゲームでミスをしたのか、ため息をついたあと、“喉渇いたからコーヒー買ってきて”と言い出したんです」(前同)

 タクシー運転手を召し使いのように扱う傲慢な態度。だが本当に驚いたのはその後、「Aさんを降ろした後、座席の下を確認すると、あのゲーム機が落ちていたんです。あんなに真剣にやっていたのに忘れるなんて馬鹿だなぁと思いましたね(笑)。とりあえず保管して会社に戻ったら、ちょうどAさんから電話がかかってきていて、大騒ぎに」(同)

 大切なゲーム機を紛失したとあって、Aは電話口で、「ないんだよ! 俺のゲームが~! 絶対、タクシーの中だよ! なんとかしてくれよ~。ヤバいよ!」 世界の終焉を迎えたかのような焦燥ぶりで、半べそをかいていたそうだ。

 なんともはや。テレビで華々しいオーラを放つ人気芸能人も、やはり人の子。特にタクシーという密室の社会では、ふいに素顔を晒す“瞬間”が多いようだ。芸能リポーターの城下尊之氏も、こう言う。「日頃から周囲の目にさらされている分、収録後のタクシー利用時は、ふと油断して“芸能人の仮面”が剥がれやすいんでしょう」

 そこで本誌は師走の稼ぎ時であるタクシー運転手たちに総力取材。「私が乗せた芸能人の仰天素顔」を、こっそり教えてもらった! 「テレビではざっくばらんな肉食系キャラみたいだけど、根っこは蛇のようにしつこい女でしたね」とウンザリした顔で語る個人タクシー運転手の後藤さん(44)が乗せたのは、歌手であり、映画コメンテーターとしても人気の女性タレント・Bだ。「とにかくよく喋る人でね。そのときはオジサン運転手の私に“女の化粧”について語ってくれていたんです。その会話の中で私は“素顔も美しい女性はいますね”と話したんです」(前同)

 なんの問題もない発言に思うが、Bは表情を変えて、「アンタの“認識”は間違っているわよ!」と突然、運転手をアンタ呼ばわり。そして、「どういう認識で、そうなるわけ? あんたの認識って何? 認識が異常よ!」なぜか“認識”連発の説教をされたそうだ。「Bさんの自宅前に着いてからも、認識、認識って言われ続けて……その間、メーターを下ろさないで話を聞いていたら、“なんで、こんなに高いの? アンタの認識はおかしいよ!”って、最後まで激怒されました。まあ、お金は払ってもらいましたけどね」(同)

 意味が分からないといえば、ニューハーフタレントのはるな愛も、その一人。「見た目はほんと女性で、かわいかったです。でも、行く先を告げる前に開口一番“私、タクシーなんて乗りたくないんですけど”と不機嫌そうに言うんです」(タクシー運転手= 43)

 自分から乗っておきながら、なんだ、そりゃ!!「まあ、本来、芸能人はプライベートでない限り、マネージャーの車か、タクシー移動であっても誰かが同乗します。はるなさんは一人でタクシーに乗せられたことで“私が、なんで!!”という思いだったんでしょうか」(芸能ライター) 運転手さんが「でも、とてもかわいらしかったですよ」と、連発していたことも付け加えておきます。

「歌手の中島みゆきさんの自宅に、お迎えにあがったことがあります。声で、すぐに分かりました」と興奮気味に話すのは、脱サラしたばかりの新米ドライバーの江口さん(32)。大物アーティストの乗車に緊張する中、「目黒のヤマハまで」と言われた彼は、とんでもない勘違いをしてしまう。「目黒通り沿いにヤマハのバイクの看板があったことを思い出して、そこにつけてしまって……。もちろん、行く先は音楽のヤマハだったんです。でも、中島さんは怒るどころか、笑ってくださって、本当にいい人でした」(前同)

 その一方でガッカリさせられたのは、パ・リーグの強打者だったCに関する噂。「地元じゃ有名だよ、Cのどケチぶりは。俺の同僚も運賃が1250円なのに、Cは1200円出して“これで!”って端数を勝手に端折られたそうだよ(笑)。いつもこの手で、いくらかチョロまかすそうだよ」と言うのは、さる大都市で営業するタクシー運転手の藤井さん(53)。ちなみに、Cの全盛期の年俸は推定5億円である。

 運賃をチョロまかす奴もいれば、逆に多く支払う天然芸能人もいた。「テレビ局の前によくつけているので、タレントさんを乗せることが多いんです。中でも印象に残っているのが鈴木奈々さん。彼女を2度、乗せたことがあって」と言うのはタクシー運転手の野口さん(54)。2度目に乗せたのは5か月後だったのだが、鈴木奈々は、「あー! もしかして、あのときの運転手さん!!」と覚えてくれていたという。それどころか、「ずっと探していたんですよ。私、前のときにお釣りをもらいすぎていたんです。2000円も!」こう言って財布からお札を出してきたからビックリ。「私たち運転手は毎日、売り上げを計算しているので、そんな間違いはないんです。だから彼女にもそう話したんですが……」(前同) 彼女は一向に聞く耳を持たず、「私、記憶力には自信があるので間違いないです。受け取ってくれないと、私、今夜、眠れません!」と、半ば無理やり野口さんに千円札2枚を渡してきたとか。

 一方、スポーツ界で評判が良いのは、かつての悪役スター・江川卓だ。「奥さんとお子さんとで乗られたとき。江川さんは助手席に座られたんですが、途中で奥さんとお子さんがコンビニに寄られている間、緊張する私に親切に話しかけていただきました」(タクシー運転手= 37)

 アナウンサーの徳光和夫も“いい人”だ。「徳光さんには行きつけの理髪店さんがあるんです。乗車中、そこに予約したかったみたいで“携帯を持っていないので貸してもらえませんか?”とおっしゃったので、お貸ししたんです。使い終わったあと“ありがとう。電話代です”って、100円くれました」(タクシー運転手= 32)

 芸能人の知られざる素顔を知るタクシー運転手たち。ときにはスキャンダルに巻き込まれることも。「もう時効だと思うから話しますけどね。不倫騒動を起こした女性タレントがいるでしょ。ほら、あの元人気アイドルグループの」と静かに語りだしたのは、中堅タクシー会社に勤務する田中さん(43)。今から2年前。当時大人気だった女性タレントのDは、買い物帰りに田中さんのタクシーに乗り込んできた。「テレビで見る以上に小柄だけど、オーラがあってね。彼女はキラキラのデコレーション携帯を手に、メールを打っていました」(前同)

 その後、Dを自宅前で降ろした。「しばらく車内はいい匂いがしてね。フワフワした気持ちでいたら突然、知らない着信音が鳴ったんです。座席の下にあのキラキラの携帯が落ちていて……。Dさんかと思って、つい電話に出ちゃったんです」(同)

 電話の声はDで間違いなかったが、「○×◇▽■!」半狂乱でギャーギャー騒いでいたそうだ。よく聞くと、“電話を切らずに自宅まで届けろ”ということ。仕方がないので携帯をスピーカーにして走行した。「運転手に電話を切らせなかったのは、こっそり携帯の中を見られたくなかったんでしょう。きっと、あの携帯には不倫の証拠が入ってたんだと思います」(同)

 仰天スクープが取れる寸前だった!! 運転手仲間で“乗せたい”と一番人気なのが千代大海。「私はお乗せしたことはありませんが、知人が“当たった”んだそうです。彼は、どんなに近い距離でも1万円を渡してくれるって話で。もちろん、その知人も890円のところをポーンと“大一枚”だったそうです」(タクシー運転手= 45)

逆に乗せたくないのは愛犬家として知られる女優のE。何匹も乗せてうるさいわ、シートはボロボロになるわ、ウンチの落とし物までと、さんざんだという。師走のこの時期、皆さんも忘年会帰りにタクシーに乗る機会があれば、芸能人の裏話を、こっそり聞いてみてはいかが!!

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