『M-1』1回戦突破! 有名人を多数輩出している同志社大学の「喜劇研究会」の名コンビを取材!

学生の窓口

↑『スプラッシュトレイン』。左が佐久間一樹さん、右が平田真也さん。

全国の大学に「お笑い研究会」は多々ありますが、実際に自分たちが演者となって舞台に立つことをメーンにしているサークルはそれほど多くないようです。今回紹介する同志社大学の「喜劇研究会」は多くの演者を擁する有力なサークルです!
■喜劇研究会は優秀な人材を輩出している!

同志社大学「喜劇研究会」は1962年に設立されており、すでに50年以上の歴史を持つサークルです。また、OBの皆さんの中にはプロとして大活躍されている人が少なくありません。個性派俳優として知られる「生瀬勝久」さん、『さらば青春の光』の「東口宜隆」さん、『メイプル超合金』の「カズレーザー」さんは同サークルのOBです。

「喜劇研究会」の会長である同志社大学商学部3年生の平田真也さんにお話を伺いました。平田さんは、相方・佐久間一樹さんと一緒に『スプラッシュトレイン』というコンビを組んで活躍しています。

――喜劇研究会では、実際に舞台に立つ人が多いとのことですが。

平田さん 演者をやりたい人とスタッフをやりたい人の両方がいますが、演者のほうが多いですね。

――現在何人ぐらいサークルにいらっしゃいますか?

平田さん 40人ぐらいです。

――どんな活動をされていますか?

平田さん 月1回で定例のお笑いライブを行っています。外部から依頼があってお笑いのライブを行うこともあります。

――どんな依頼がありますか。

平田さん いろいろあるんですよ(笑)。小学校のボランティア、中学校でネタをやってMCもやるとか。デイサービスで、おじいさん、おばあさんの前でネタをやったり。

――いろいろやっていらっしゃいますね。

平田さん 僕の代(第53代)から「外部にもっと発信していこう!」と決めまして。Twitterに力を入れたり、YouTubeでネタを配信したり、学内のライブだけでなく、外へ出てもっとネタを披露する機会を増やそう、と。そうこうしているうちに、えらいもんで今では月に1回は何かしらの依頼があるようになりました。

――それはすごいですね。

平田さん やっぱり外部に積極的に発信するって大事なんだなと。TwitterとかYouTubeってすげぇと思いました(笑)。

――喜劇研究会に入るときにすでにコンビを組んでいる人もいらっしゃるのですか?

平田さん そうですね。私も高校のときのツレと一緒に入ってコンビだったのですが、いろいろあってコンビ解消しまして……。今の相方もコンビ解消したところでした。それでコンビを組んだんですけど。


■『M-1グランプリ』1回戦通過! 「G-1」では3位入賞!

――『スプラッシュトレイン』の活躍はいかがでしょうか。

平田さん けっこう頑張ってはいます(笑)。2015年に復活した『M-1グランプリ』の予選にエントリーして1回戦は通過しました。

――それはすごい!

平田さん アマチュアの予選合格率って7%といわれていますので……。うち(喜劇研究会)からは『じゃがいもタルト』というコンビも通過しました。二組ともその先へは残念ながら進めませんでしたが……。

また『大学生M-1グランプリ』という、大学生を対象にしたお笑い大会の決勝があるんですが、映像審査で受かってそのファイナリストにも選ばれました。関西からは僕ら『スプラッシュトレイン』だけだそうです。

――なるほど。

平田さん 「G-1」と呼ばれる『全日本学生お笑い選手権』というお笑いの大会があるのですが、12月20日に行われた「2015大会」では、3位に入りました。2014でも3位だったんですけど……(笑)。

↑「G-1」で3位表彰を受ける『スプラッシュトレイン』。

↑優勝できなかった悔しさは出ている!? ちょっと硬い表情の二人です。

――活躍されていますね! プロの漫才師と競う経験をお持ちですが、実際戦ってみてってどんな感想でしたか?

平田さん 全然レベルが違うよ、と思います。実際にやってみると「笑いに持っていくまでのレベル」がアマチュアとは全然違います。見せ方の「パス」といいますか、お客さんに伝える力の部分でかなわないと思います。

例えば、「ボケの内容」なんかは僕たちでもプロのレベルにかすることができるかもしれないけど「お客さんに伝える力」はかすりもしないというか……。こういうのは実際にやってみてこそわかることだと思うんですが。

――なるほど。でも足りないことがわかっていることは大事なのでは?

平田さん そうかもしれませんね。舞台に立って演者をやるとわかるんですが、お笑いって難しいんですよ。すごく難しい。

――例えば同じサークル内の他のコンビにライバル意識はあるものですか?

平田さん それはやっぱりありますね。フェアなライバル意識というか。同期に『じゃがいもタルト』というコンビがいますが、彼らはとても優秀で、やっぱり負けたくないと思います(笑)。でも、そのおかげで頑張れているんですよ。一生懸命練習したりとか。それはライバルがいるからこそだと思います。

――平田さんはこれからお笑いの道に進まれますか?

平田さん どうしようか考えています。お笑いは好きで、本当に好きなんですが……。気持ち的には五分五分でしょうか。ただ相方は大学を卒業したら絶対公務員になるとずっと言っていますので(笑)。ですから、もしお笑いをやるにしても一人になるので。考えているんですが……難しいですね(笑)。

――ありがとうございました。

平田真也さん、佐久間一樹さんのコンビ『スプラッシュトレイン』はなかなかの活躍振りです。彼らはまだ来年もう一度チャンスがあります。『M-1』『大学生M-1グランプリ』『全日本学生お笑い選手権』など、大きな大会でさらなる上位を目指して、大学生最後の年の挑戦が続きます!

⇒同志社大学『喜劇研究会』公式サイト

http://doshishakigeki.web.fc2.com/

写真提供:平田真也さん

(高橋モータース@dcp)

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