「核実験で火山が爆発?」北朝鮮国内でデマ…「手抜き」建築物に不安視も (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

2012年2月の核実験の際も、三池淵湖の複数箇所から硫黄の匂いがする水蒸気が吹き出したという話が広がった。当局は動揺を鎮めるため「訓練」との名目で、地域住民を1週間避難させた。

この話はおそらくデマと思われるが、だからと言って全く根も葉もない話とも言い切れない。白頭山の噴火可能性については以前から提起されており、北朝鮮当局も調査を行っている。

最後の噴火は1903年。最近になって火山性地震や岩の亀裂、周囲にある温泉の水温の上昇などが観測されているものの、近年中に大噴火を起こす可能性は極めて低いと言われている。正確な火山情報を流すメディアが存在しない北朝鮮では、デマにより不安が急速に広まってしまうのだ。

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