【アニメ漫画キャラの魅力】ミサトの恋人!?三重スパイ!?「加持リョウジ」の魅力『新世紀エヴァンゲリオン』

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 『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する「加持リョウジ」。ミサトの元カレでありながら、ネルフの女性職員に誰彼なく声をかけるという、一見すると節操のないプレイボーイですが、ネルフの特殊監査部の一員として切れ者の側面も見せる謎めいた存在です。今回はそんな「加持リョウジ」の魅力についてご紹介いたします。


⇒加持リョウジとは?(新世紀エヴァンゲリオン)
http://www.charapedia.jp/character/info/2860/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■軽い言動とは裏腹に危険な橋を渡る男

 「加持リョウジ」は、日本政府とゼーレとネルフの3つにまたがる三重スパイであり、組織のためではなく、“セカンド・インパクトの真実を知る為”に危険と隣り合わせになりながらも暗躍していました。

 TV版「第拾壱話」のネルフの停電も実は彼の仕業ではないか?という説もなかなか説得力があります。破壊工作ではなく、電源が復旧する過程から、機密となっている内部構造を推定しようという物と考えられます。しかし、それはやはり危険な橋であり、最後にはやはり闇に葬られて(諸説ありますがおそらくはゼーレの手によって?)しまうのです。

■人生も恋も深く知った大人の男性

 「ガキは相手にしない」というアスカから、「大人の男性」として積極的にアプローチを受ける「加持リョウジ」。逆に子供扱いして一切相手にしません。その一方で、途切れていたミサトとの縁は徐々に復活し、

「情欲に溺れている方が人間としてリアルだ。少しは欺けるさ。」
「君の唇と君の言葉、どっちを信用したらいいのかな?」
「彼女というのは遥か彼方の女と書く。女性は向こう岸の存在だよ、我々にとってはね。」

 など、恋愛に限らず含蓄のある大人の言葉が多いのも彼の特徴。こういった歯の浮くようなセリフも、「七色の声」山寺宏一さんの演技力により一層リアルさと説得力を増すのです。

■人の進路の「舵」を取る存在

 彼の名「加持リョウジ」は、船の「舵」から付けられたものです。彼がゲンドウに渡した「アダム」は、ゲンドウの右手に移植され「Air」の重要な要素となり、彼が調べあげ、命がけでミサトに伝えた真実は、ミサトの行動にも大きな影響を与えます。そして何といっても、最強の使徒「ゼルエル」に零号機も弐号機も倒され、危機に瀕するネルフを前に、スイカに水をやりながらシンジに話した言葉は印象的ででした。

「俺はここで水をまくことしかできない。だが君には、君にしかできない、君ならできる事があるはずだ。誰も君に強要はしない、自分で考え、自分で決めろ。」

 この時にシンジは初めて自分の意志でエヴァに乗る決意をします。まさに「加持リョウジ」は様々な人の人生の「舵」を切る役割を担ったのです。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:ルーデル(キャラペディア公式ライター)

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