ASKAの錯乱ブログで明らかになった闇社会”芸能人籠絡術”の衝撃 (2/2ページ)

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 その後、言動などからこの人物が暴力団関係者であることが判明したが、印象について「話は面白いし、気は優しいし、まぁただのよく言う芸能人好きなのかもしれない」とのんきにつづるなど、無警戒さが際立っている。

 2010年には、「知り合いの力士に紹介された」という大阪で知り合った風俗店経営者に違法薬物の入手を依頼している。やがて、クスリの深みにはまっていくASKAは、札幌で知り合ったとする暴力団関係者からも「疲れの取れるヤツないかな?」などと覚醒剤を要求するように。最後には覚醒剤の吸引場面を盗撮されて恐喝被害に遭うハメに陥る。

 そこから浮かび上がるのは芸能人を餌食にするヤクザの狡猾さだ。

「暴力団関係者やその周辺者の中には、クスリを芸能人をはめる道具として使う輩がいる。彼らは、近づいた相手の心の隙間に入り込むのが実にうまい。札幌公演で楽屋に入り込んでASKAに近づいた男も話術が巧みで相手に警戒心を抱かないように巧妙に立ち回っている。相手の信用を得るだけ得て、クスリを徐々に覚えさせる。そうしてクスリ漬けにした時点でバクッと食ってしまう」(捜査関係者)

 弱みを握った後は、ターゲットの興業利権、歌唱印税、物販利権をシャブリ尽くすわけだ。ASKAもその毒牙にかかってしまったのか。

(取材・文/浅間三蔵)

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