KARA解散後に待ち受ける茨の道「親日イメージ強く日本進出しか道がない」 (2/2ページ)
「もう韓国女優枠は埋まってる」日本進出に厳しい声も
3人は脱退後、日本での活動を視野に入れていると見られている。それというのも、母国・韓国では活動しにくいためだ。
竹島問題で日韓関係が悪化した際、韓国メディアの記者が「独島(竹島)はどこの領土か」とメンバーたちに質問。これに彼女たちが沈黙を貫いたことで「親日タレント」と大バッシングが発生することになった。
当時、KARAの売上の約8割がジャパンマネーといわれていたのだから日本を敵視するような発言はできるわけがない。だが、この「親日タレント」のレッテルは尾を引き、KARAの国内人気は一気に下り坂に。同時に日本でも「嫌韓ムード」が広がったことでダブルパンチを食らってしまった。
だが日本にはメンバーの根強いファンがおり、先に脱退した知英(ジヨン)は2014年に日本の芸能事務所「スウィートパワー」に移籍。日本を中心に女優活動を開始し、放送中の連続ドラマ『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(日本テレビ系)にレギュラー出演するなど成功している。また、同じくニコルは2015年に日本で初のソロシングルをリリースし、日本公式ファンクラブも設立した。
これに続いて脱退組の3人が、風当たりの厳しい母国ではなく日本でのソロ活動を狙っているというわけだ。特にハラは日本での人気が高く、すでにネイル本の発売やサイン会などを日本で展開。しかし、これについては賛否両論あり、ネット上で以下のようなコメントが寄せられている。
「もう韓国女優枠は埋まっちゃってるから今さら残りの連中が来てもダメ」
「ジヨンは日本語の発音を見てても努力してるなと思う。日本なら稼げると思って来るだけじゃ無理でしょ」
「親日なら応援したい。もともとみんな美人だから好きだし」
「成功できるかは別にしても韓国で搾取されながら活動するよりは稼げるでしょ」
ある意味、日韓関係の悪化に翻弄されてしまったグループともいえるKARA。両国の間に雪解けムードが流れている政情を追い風に、脱退組は上手く日本進出を果たしてほしいが……。
- 夢野京太郎(ゆめのきょうたろう)
- 芸能から社会問題、ITニュースやヤバいスジの話題まで幅広くカバーするフリーのジャーナリスト。雑誌への匿名寄稿やゴーストライターとしての活動も多く、あまり表舞台には出たがらない性分。