【プロ野球】日本的な”尽くす”精神が求められる打撃投手という生き方 (2/2ページ)
■日本的な“尽くす”という気持ち
“イチローの恋人”であった、元オリックスの打撃投手・奥村幸治氏は、打者がアドバイスを求めてくることは多々あると言う。打撃コーチがバッティングケージの外から打者を見るのと違い、打撃投手は正対している分、ステップの位置や肩の開き具合など、ちょっとした差異でも見えるからだ。
また、イチローのようにルーティンをこなしていく中で、調子を整えて試合に望む選手もいる。となれば、その調子を崩さないよう、自らもいつもどおりに徹しなければならない。
選手を最高の状態で戦場に送り込む!
“戦う”のは選手、そのために“尽くす”
野球人として、日本的なそんな生き方があってもいいし、美しくもあると思う。
文=まろ麻呂
企業コンサルタントに携わった経験を活かし、子供のころから愛してやまない野球を、鋭い視点と深い洞察力で見つめる。「野球をよりわかりやすく、より面白く観るには!」をモットーに、日々書き綴っている。
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