SMAP分裂回避はマッチのおかげ?美談ストーリーの舞台裏
年明けから“分裂危機”報道で世間を騒然とさせているジャニーズ事務所のアイドルグループ・SMAP。1月18日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で緊急生放送と題し、メンバー5人が揃って騒動を謝罪し、ひとまずの収束を見せている。
この場で草なぎ剛から語られたのは、その生放送の前日に木村拓哉の仲介によって、独立画策組とされる中居正広ら4人がジャニー喜多川社長に謝罪し、許しを得たという舞台裏の経緯だった。しかし、この草なぎの発言に異を唱えるような話が関係者から伝わってきた。それは、ジャニーズ事務所の最年長者である近藤真彦(51)、マッチの暗躍だ。
■マッチにも相応のメリットがある話?
SMAP独立への動きが表面化して窮地に追いやられていたメンバー4人を救ったのは、ほかならぬ近藤だったという話が多くの関係者の間に伝わっている。それまでジャニーズ事務所の社内派閥では敵対するポジションにいた近藤にとってメリットがある行動とは思えないが、それにも理由があるという。
「近い将来、間違いなくジャニーズはマッチ政権になるでしょう。そのときのために世論を掴んでいるSMAPを手放すのは大きな損失となる。そこでマッチさんはここでメンバー5人に“貸し”を作っておくのは悪くないと判断した。あの生放送の前日に、メリーさんとマッチさんの緊急会談があり、表向きはこのままではジャニーズの印象も悪くなる一方だ、そろそろあの4人を許してあげましょうとマッチさんがメリーさんに進言したことで事態は好転したという話です」(前出・関係者)
SMAPを救ったのはマッチーー。そんな美談仕立てのストーリーが御用メディアを飾る日は遠くないだろう。
- 阿蘭澄史(あらん・すみし)
- 1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。