渡辺麻友、エリカ様との”禁断愛”で女優業が首の皮一枚でつながった!
“まゆゆ”ことAKB48の渡辺麻友が1月22日、時代劇SPドラマ「大奥」(フジテレビ系)の第一部「最凶の女」編に女中・お志摩役で出演し、主演の沢尻エリカと共演。なまめかしい演技で、ファンを中心に高評価を受けた。
■エリカ様との“体当たり演技”が高評価
“上様”の心をつかんだ者が勝者となる男禁制の女の園、大奥。沢尻演じるお美代が大奥の頂点を目指すなか、蛙同士がまぐわう姿を冷めた目つきで見て「男に興味などありませぬ」と言い放つお志摩に興味を惹かれ、ついには肉体関係に至る。沢尻と渡辺の二人は、キスシーン・ラブシーンまで演じるくんづほぐれつの体当たり演技を披露。渡辺はさらに、沢尻から「そなたの肌に、男が触れると思うと虫唾が走る。可愛い人、誰にもやらぬ」と強烈なセリフまで受けた。
お茶の間の視聴者からは、「着物すごい似合いますね」「まゆゆとエリカ様がすごいことになってた」「まゆゆの表情と仕草だけで魅せる演技が本当に素晴らしかった」「美しい展開だった」と高評価の嵐となった。
AKBメンバーからも絶賛が相次いだ。指原莉乃が「衝撃的だった。女優さんや!」と褒めちぎれば、柏木由紀も「大奥!まじかあああと叫んでしまった!!!!!!」「録画した大奥もう一回みます」と二度視聴を報告。小嶋陽菜も「ま、まゆちゃん」と驚きを示している。
渡辺といえば、昨年春にドラマ『戦う!書店ガール』(関西テレビ・フジテレビ系)で稲森いずみとともに主演を演じた。しかし火曜10時という放送時間にもかかわらず、平均視聴率が約4.8%を記録し、全10話のはずが9話で打ち切りになるという憂き目にあったばかり。渡辺自身もツイッターで「思い返してみても自分の未熟さを痛感するばかり」「悔しい気持ちでいっぱい」と本音をこぼしていた。
それでも一部ファンからは「思ってた以上におもしろい」「稲森いずみとまゆゆのキャラクター設定のバランスが良かったと思う」「大好きなドラマ」と評価され、「せめて9時(21時台)にやってたらふつうに2桁行ってるであれ」と擁護する人もいた。
「前田敦子や大島優子が主演を演じた作品にも通ずるものがあると思いますが、話題性を狙ったつもりがかえってAKBのイメージが先行してしまい、アイドルに興味のない視聴者に抵抗感を与えてしまうのかもしれません。『大奥』では、沢尻のようなアクの強い女優にアイドルとしての存在感をかき消されたのが幸いしたのではないでしょうか。『紙の月』で大島が高評価だったのも、いわば宮沢りえのおかげ。各メンバーがこうしたAKBの呪縛を消すには、例えば元Folder5の満島ひかりのように、圧倒的な演技力で過去のキャリアを圧倒する必要があるでしょう」(芸能関係者)
演技面で再評価された渡辺。このまま女優業で邁進できるのか……?
(取材・文/蒼木学)