出典：Youtube 今回ご紹介する奇跡の物語の登場人物は3歳の少女カリーナちゃんと、その飼い犬のナイダ。

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彼女たちはシベリアにお母さんと一緒に暮らしていました。
カリーナちゃんが4歳になる誕生日の数日前、カリーナちゃんとナイダは隣町に住んでいるお父さんに会うため、2人で家を出ました。

お父さんの家に着いたのはいいのですが、お父さんは外出中のためいませんでした。
そこでカリーナちゃんはお父さんを探しに出ます。
しかしその途中、深い森に迷い込んでしまい、行方不明となってしまいます。
その森には狼や熊が出るため、大人でさえも中々足を踏み入れることはないと言います。

そんな森に小さな女の子とその愛犬だけでは再び家に帰ることは絶望的でしょう。

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その間にはカリーナちゃんの捜索が続けられ、なんと10日間もの捜索によっても彼女を発見することができませんでした。

想像してみてください。
3歳の年端もいかない少女が10日も見つからなければ、その命がもしかしたら…。
そう思ってしまい、お母さんは気が気じゃないでしょうし、捜索隊にも諦めの色が浮かんでいたことでしょう。

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カリーナちゃんが行方不明になってから11日目にあることが起こります。
なんと愛犬のナイダだけがお母さんの待つ家へと帰ってきたのです。

犬には帰巣本能があるという話を聞いたことがある方もいるでしょう。
しかし、そこにカリーナちゃんの姿は見えません。

その時の両親の絶望と、捜索隊の落胆は強いものがあったことでしょう。

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しかし、やっと家へと戻ってこれたナイダは落ち着くことなく、すぐにまた来た道を引き返そうとします。

両親と捜索隊はナイダの異変に気づき、その後をついていくと…

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疲れ切り、全身に傷を負いながらも、草むらの中で必死に助けを待っていたカリーナちゃんの姿を発見するのです。

飢えを川の水と野いちごでしのぎ、狼や熊からはナイダが身を挺してカリーナちゃんを守っていたのだそう。

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この寒さの中、10日もの間、深い森の中で行方不明になってしまった少女が無事だというのは奇跡という他ありません。

その奇跡は両親に会いたい一心と、主人を助けたいと思う愛犬の絆が生んだものでした。

両親はカリーナちゃんとナイダを強く抱きしめたそうです。その安堵を思い、光景を思い浮かべると強く胸を打たれます。

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その後、愛犬ナイダはカリーナちゃんを救った功績を称えられ、少女とその命を懸命に守ろうとした姿の銅像を建てられることになりました。

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まるで絵本になりそうなこの奇跡の物語。
カリーナちゃんが助かって本当に良かった。そして人間と犬の間に、種別を超えた絆が生まれることがあるのだということを再確認できるお話でした。

犬を飼っているみなさんも、できるだけの愛情を注いでその関係を深めていってくださいね。

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