甘利前大臣の「黒い金」スキャンダルから”4月解散説”が再燃|やまもといちろうコラム (1/2ページ)

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Photo by DS80s
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 山本一郎(やまもといちろう)です。半袖でうろうろしていたら奇異の目で見られました。まあ、冬ですからね…。

 ところで、例の週刊文春で思い切り刺された甘利明経済財政・経済再生・TPP相ですが、甘利さんからの反論、それに対してさらに週刊文春が続報という形で泥沼化するのかと思いきや、あっさり「美学に反する」と甘利さんが辞任。これからクライマックスなのかしらと期待していたところ突然話が終わってしまい、なんだかなあという雰囲気です。

 もうちょっと粘るのかなあと思ったんですけどね。

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 もちろん、文春の記事は精度の高いもので、それ以外にも交通事故の揉み消しや公共事業への口利きといった、政治の世界での「伝統的な稼業」の話題がそぞろ他メディアからも報じられると、確かにこれは甘利さんが粘ったところで他の議員に波及する可能性もありということで、早々に退散しておいたほうが傷は浅い、という判断なのかもしれません。

 んで、その割に甘利さんを告発した人物の風体が怪しいということで、今度は週刊新潮がこの告発者に関する暴露記事を掲載して話題になっております。

 政治家が献金をした人に便宜を図る形で口利きを行うこと自体は、ど真ん中の斡旋利得のため、仮に告発者の素性がヤバかったとしても甘利さんや秘書のしたこと自体が免罪されるわけではないのですが、確かにこの流れを見ると「何か別の事情で甘利さんに近づいた人が、醜聞を作り上げるために工作を働いたのではないか」と見られても何ら不思議はないわなあと思うところでもあります。甘利さんも脇が甘いし、付け入った側も身奇麗ではないという点で、実に不可解な事件だと言えるでしょう。

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