“買える騎手、買えない騎手”最新裏パドック情報!(2)数字からも見えてくる岩田康誠のスランプ状況 (2/2ページ)
そのせいかどうか、13年に83勝だったのが、14年は76勝、15年は57勝と急落しています。横山は『もう(関係を)修復するつもりもない。いつ(騎手を)辞めてもいい』と話しているそうで、騎乗数は少ないですが、逆にむしろ捨て身の一発が期待できるかもしれません」(トレセン関係者)
前出・伊吹氏も言う。
「10年~今年1月の成績を見ると、もともと得意な短距離戦は好走率の落ち方が緩やか。1300メートル以下のレースに限ると、10~12年は勝率19%、複勝率41.6%ですが、13年~今年1月も勝率15.9%、複勝率37%と健闘しています」
腕達者な横山は中長距離で狙いたくなるが、短距離戦こそ買いと言えそうだ。
ただし、ベテランの専門紙トラックマンは、こんなポイントを付け加える。
「ノリだけでなく、カッチー(田中勝春=44=)にも言えるんだけど、年齢とともに、キャリアの浅い馬や癖のある馬、休み明けの馬に乗ってきた時は、馬の反応が悪くて動かないと、立て直すのをさっさと諦めてしまうので注意が必要(笑)」