3つ以上は要注意!自分の血流不足がわかる11のチェックリスト
身体の冷えに悩む人は多いもの。冷えによって肩こりや頭痛、腰痛、生理痛などさまざまな症状が起こるといわれています。
そこで冷え性対策として、暖かい服装にしたり、お風呂にゆっくり入ったりするという方も多いのではないでしょうか?
しかし『「究極のツボ」を刺激すると健康になる』(了德寺健二著、アスコム)の著者によれば、身体を外側から温めるだけでは不十分。
冷えを解消するには血流をよくし、身体全体を内側から温めることが大切。そのためには、血流を改善するツボを刺激することが有効だというのです。
本書では、冷えを解消する「ストレスフリー療法」と名づけられたツボを刺激する健康法が紹介されています。
「ストレスフリー療法」に関するツボは9つあり、そのうちの7つのツボは、長年医療に従事した著者が足の裏に新たに発見したもの。3,000年以上の歴史を持つ東洋医学のツボにも、医学の基礎的な知識でもある圧痛点にも存在しない独自のツボなのだそうです。
そして身体の冷えを改善するこの健康法は、自宅でも簡単に実践できるといいます。
■自分の血流をセルフチェック
冷え性の原因となっているのが、血流不足です。そこで、まずは自分の血流がいいのか悪いのかを、以下の11つの項目でチェックしてみましょう。当てはまるものがいくつあるか、数えてみてください。
(1) 足の甲を5秒ほど指で押すと、すぐに皮膚が戻らない
(2) 首を15秒ずつ左右に向けるとめまいを感じる
(3) 頬にクモの巣状の血管が浮き出ている
(4) いつも手足が冷えている
(5) 平熱が36度以下だ
(6) 運動をしても汗をあまりかかない
(7) 少し身体を動かしただけで、動悸や息切れがする
(8) 肌や唇の色がくすんでいる
(9) 目の下にクマがある
(10) 足がむくんでいる
(11) 肩こりがひどい
本書によると、合計数が2個以内なら問題ないとのこと。しかし、当てはまる数が3~4個なら要注意。
5個以上なら、血流が悪くなっているといいます。3個以上該当する人ならば、本書で紹介されている方法を実践してみましょう。
ツボは位置によって、それぞれ効能や効果が違ってきます。きょうは足裏の7つのツボのなかでも、特に血流をアップさせる効果があるという「究極のツボ」をご紹介したいと思います。
■指圧でも血流アップするツボ
著者が独自に発見した足裏にある7つのツボには、AからGまでのアルファベットがつけられています。
そのなかのF点は、著者によれば「究極のツボ」。なぜならこのツボは、刺激することで生活習慣病、がん、うつ病、認知症など幅広い病気に対する効果を期待できる「万能点」だから。
そして「究極のツボ」は、血流改善にも効果があるといいます。
両足のF点を刺激したとき、全身の血流が約2倍になったというデータも出ているそうです。専用の機器を使えばより血流はよくなりますが、こまめに指でツボを押すことでも効果が現れると著者は主張しています。
F点の場所は、足の親指と人指し指の間から垂直に下に伸ばした線と、内くるぶしから伸ばした線が交わるところ。ツボは左右対称にあるといいます。
ポイントは、自分が心地よいと思う強さで1分以上押すこと。自分がやりやすい姿勢で行っていいそうです。これなら、自分でもできそうですね。
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本書では、健康になれる9つのツボや、具体的な施術方法などが写真つきで詳しく掲載されています。指でツボを押すだけなら、忙しい人でも毎日続けられるはず。
自分の健康のためにも、ぜひ手にとってみることをおすすめします。
(文/椎名恵麻)
【参考】