ディーン・フジオカに菊地凛子、逆輸入でブレイクしたタレントたち
NHK連続テレビ小説『あさが来た』の出演を機に大躍進中のディーン・フジオカ(35)。現在、放送中のドラマ『ダメな私に恋をしてください』(TBS系)ではドSな上司を好演し、いまもっとも勢いのあるイケメンだ。いきなりブレイクした感のあるフジオカだが、元々はアジアを舞台に活躍するグローバルな人物。北京語、広東語、インドネシア語など5言語を操り、俳優のほか映画監督、歌手、音楽制作などの顔も持つマルチクリエーターなのである。ここでは、彼のようにまずは海外で火がつき、日本に逆輸入されてきた日本人芸能人たちを紹介したい。
逆輸入といえばまず挙げられるのが女優の菊地凛子(35)だろう。彼女は2006年公開の映画『バベル』でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、一気に国際派に。2013年には映画『パシフィック・リム』で女性パイロットを演じ、ハリウッドではおなじみの日本人となった。いっぽう国内でも2010年のドラマ『モテキ』(テレビ東京系)や、2015年『夢を与える』(WOWOW)などで人気をキープ。私生活では12歳年下の若手実力派俳優・染谷将太(23)と昨年結婚した、順風満帆のヒロインだ。
同じく女優で、アジアでの知名度が高いのが笛木優子(36)だ。彼女は2000年にドラマ『天気予報の恋人』(フジテレビ系)でデビューし、その翌年、韓国へ。ユミンという芸名で韓国のドラマ、映画などに出演し、韓流スターと共演するまでに上り詰めた。2006年からは再び日本を拠点に戻し、日韓両国で活動している。噂によるとK-POPアイドルグループの元メンバーと結婚秒読みらしいが……国際結婚は実現するのだろうか?
最後は、現在、お昼の情報番組『バイキング』(フジテレビ系)でレポーターもこなすタレントで俳優の小松拓也(38)である。彼は2007年に上海のオーディション番組『加油!好男児』に日本から応募し、中国でブレーク。上海国際チャンネルの音楽番組の司会などにレギュラー出演する「上海でもっとも有名な日本人」である。2007年のアジア青年芸術祭や、2010年の上海万博の開幕式に参加するなど、中国での日本人代表といえば彼だ。
日本人が海外で成功するのは、生半可な気持ちではできない。世界で認められた強運をもって、国内でもさらに奮闘してほしいものだ。