乙武氏妻のスピーチに絶賛の嵐?イメージ回復で狙う”再出馬”

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乙武氏妻のスピーチに絶賛の嵐?イメージ回復で狙う2020年の都知事選
乙武氏妻のスピーチに絶賛の嵐?イメージ回復で狙う2020年の都知事選

 女性5人との不倫を『週刊新潮』(新潮社)に報じられ、それを事実だと認めた作家の乙武洋匡氏(40)が4月5日夜、都内のホテルで誕生日パーティーを強行開催した。いまだ乙武洋匡氏は政界進出を諦めていないと言われ、これを禊の皮切りに都知事選への道を模索しているという。だが、世間の反応の厳しさは変わっていないだけに成功するかどうかは微妙な状況だ。

■「ザンゲ会」の様相も…妻のスピーチに絶賛

 パーティーでは報道陣を完全シャットアウト。厳戒態勢のなか、猪瀬直樹前東京都知事(69)ら多くの著名人を含む出席者約500人が出席。乙武氏は涙を浮かべながら神妙な面持ちで「正直、恥ずかしいです。つらいです」と謝罪し、会場からは温かい声援が飛んだという。

 乙武氏は不倫騒動の原因について「大学3年の時に『五体不満足』が出版され、明るくさわやかなイメージが虚像で重荷となった。世間が期待するイメージを演じてきたが、本当の自分を分かってほしいという気持ちがプライベートで出てしまった」と述懐。さらに「家庭内で子育てを十分にできず、無力であることを突きつけられて家庭から逃げてしまった」とも語ったという。

 会費1万円を徴収して本来なら参院選の資金集めを兼ねた「出陣式」となるはずだったが、もはや「ザンゲ会」の様相。これに助け舟を出したのは、本来なら「被害者」であるはずの妻・仁美さんだった。

「妻の仁美さんがスピーチを行ったんです。“ウチのバカな夫がすいません”と切り出し、夫への介護疲れが彼を追い詰めてしまったと改めて自分に非があることを強調する発言を繰り返したんです。ときに笑いを取りながら、ユーモアたっぷりに話す姿はまさに政治家を支える妻そのもの。彼女の聡明なスピーチに出席者はみな感動したと思いますよ」(パーティー出席者)

 実際、パーティーに出席した氣志團の綾小路翔(39)も「何が素晴らしかったかって、奥様の聡明かつチャーミングなスピーチ。会場にいたすべての人がファンになったはず」と自身のTwitterでベタ褒めしている。

■涙の裏に隠された「都知事」への野望

 会の終了後、乙武氏はインタビュー形式の映像コメントを発表。その中で今後の予定は「今は全くの白紙です」と答えており、今夏の参院選出馬の可能性はなくなった。だが、決して政界進出をあきらめたわけではなく、胸に野望を秘めているという。

「乙武氏の最大の目標は2020年の東京都知事選。参院選はあくまで地ならしや実績作りの意味合いで考えていたようです。騒動によって自民党からの公認が得られず参院選は断念せざるを得ない状況ですが、都知事選までにはまだ4年ある。この間にしっかり体勢を立て直し、出馬への足掛かりを築きたいようです」(政治関係者)

 乙武氏の謝罪だけなら難しかっただろうが、仁美さんのスピーチによってイメージも変わってきた。普通の夫婦とは違った家庭の事情があり、それでも夫を支え続けたいと意思表明したのなら二人を応援したくなる。

「本来なら離婚モノなのに奥さんが乙武氏をかばい続けているのも、夫のイメージを回復するため。乙武氏には幅広い人脈を持つ経営者がブレーンとしてついており、都知事選を念頭に奥さんのコメント含めてすべてチェックしているようです。恐妻イメージで夫をけなしながらかばうのも戦略でしょう。自民党の選対がサポートについているとの情報もある。ホームページ上の謝罪文は逆に反発を招きましたが、今回のスピーチによって少なくとも出席者たちは同情的になっていた」(前同)

 だが、あくまで今回は関係者に向けた謝罪。2020年に乙武氏が都知事の椅子に座っているかどうかは、これからどう世間にアピールしていくかで大きく変わっていくことになるだろう。

文・佐藤勇馬(さとうゆうま)

※個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、ネットや携帯電話の問題を中心に芸能、事件、サブカル、マンガ、プロレス、カルト宗教など幅広い分野で記事を執筆中。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など多数。

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