NHK朝ドラヒロイン・村川絵梨が瀬戸内寂聴の問題作実写化で体当たり演技! (2/2ページ)
そして、夫の上司「越智」と出会い、不倫関係に陥っていく展開だけに、
〈そのキスだけで肉の快楽がもたらす、透明な虚脱状態に陥りさえした〉
〈私の子宮はうめき声を押えきれず、私は快楽の極に待つあの甘美な失神に、夜明けまでに二度もおちいった〉
と、官能描写も満載だ。
しかし、村川といえば、これまでベッドシーンはおろかキスシーンの経験すらほぼ皆無の清純派。演じ切れるのか──。
「演技派ですから、ベッドシーンでの愉悦の表情などには特に期待したいですね。新人の登竜門だった2000年代前半までの朝ドラのヒロイン女優は、どうしても役柄の清純なイメージを引きずりがち。それを打破するという意味で、今後にもつながる作品になると思います」(前出・高倉氏)
公開が待たれる今作。殻を破った“処女”セックスシーンに期待したい。