「OUR HOUSE」大爆死で“野島伸司イチ押し”の肩書きは女優にはありがた迷惑?

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「OUR HOUSE」大爆死で“野島伸司イチ押し”の肩書きは女優にはありがた迷惑?

 野島伸司氏が脚本を担当した連続ドラマ「OUR HOUSE」(フジテレビ系)が視聴率4.8%という超低空飛行でスタートした。芦田愛菜ら天才子役が登場するホームドラマで、NHK朝ドラ「マッサン」ヒロインだったシャーロット・ケイト・フォックス演じる外国人継母と激しくやりあう様を描いているのだが‥‥。

「裏番組が強すぎて視聴率が伸びなかったと残念がっていますが、単に番組に魅力がなかっただけの話。今時、8人家族なんてありえないし、青い目の嫁を敵対視して『ヤンキー、ゴーホーム』なんて、いったいいつの時代の話かと目を疑ってしまいました。野島氏の時計はヒット作を連発した90年代で止まっているのかもしれません。それにしても、番組公式サイトに寄せられた視聴者の感想が絶賛のオンパレード。『面白くない』という率直な意見や批判的な感想は軒並み削除されているようで、違和感ありありです。ネガティブなコメントすら受け付けない姿勢は、局としての器の狭さが感じられて残念でなりません」(テレビライター)

 今月、野島氏は俳優養成所「ポーラスター東京アカデミー」の総合監修に就任した。リスペクトされる俳優を世に出したいという思いから立ち上げたという。オーディション審査にも参加し、特待生にしたのが、「OUR HOUSE」で末娘を演じる松田芹香だ。

「10年に1人の逸材どころか、『自分が死ぬまでもう会わない存在』とまで断言。才能、品のよさ、独特の透明感、感性がピカイチで、ポスト原節子、自身のヒット作『高校教師』のヒロイン、桜井幸子の再来とまで言い切る惚れ込みようです」(ベテランの芸能ライター)

 野島氏はインタビューで、「お金が欲しくてやるわけではないんで。実際に番組を持っているプロデューサー、現役でキャスティング力のある人間にどんどん見せて『誰かを引き上げるんだ』というふうに、僕は『売ってあげること』をしようと思ってるんですよ」

 と語っている。数字を取れる脚本家の売り込みならすんなりコトは運ぶだろうが、このまま低視聴率が続き、打ち切りということになれば、売り込みなどかなわないのは目に見えている。アカデミーの生徒たちの行く末が案じられる。

(塩勢知央)

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