俳優の坂上忍（48）がメインMCを務める『バイキング』（フジテレビ系）を、降板した出演者があまりに多すぎると話題になっている。

　2014年4月に同番組が始まって以来、この2年間でその数は31人にのぼっている。同時間帯に放送されている他局の番組『ヒルナンデス！』（日本テレビ系）は、2011年のスタート時から数えても計21人。『ひるおび！』（TBS系）は放送から7年間で計41人。番組改編期にレギュラー出演者の入れ替があるとしても、バイキングの降板人数の多さがわかるだろう。

　タモリ（70）が32年間司会を務めた、国民的バラエティー番組『笑っていいとも！』の後番組としてスタートした同番組。開始序盤は、各曜日でメインMCが変わるスタイルを取っていたものの、現在は坂上が毎日メインを務めている。試行錯誤を繰り返しても、放送開始から視聴率は2～3％台を推移する低空飛行中だ。

　ただここへきて、低視聴率よりも、降板するタレントの数に注目が集まっている。というのも、相次ぐ降板には坂上の“酒癖の悪さ”も大きな要因なのではないかと噂されているのだ。

■全裸での宴会も

　番組が始まる前の坂上の楽屋には、最寄りのコンビニで購入された酒とつまみが置いてあるという。坂上がスタジオ入りする10時までに、番組スタッフが用意するというのだ。

「坂上さんは、ビールや缶チューハイを4～5本飲んだ状態で収録を行うこともあります。個人で楽しむ分にはまだいいのですが、出演者にも酒をすすめることもあるようなんです。人気グループのメンバーが降板していていったのは、この酒盛りに半ば強引に付き合わされたからという噂も聞こえてきます。ただ、フジ側は番組を始めるにあたり、人気のピークだった坂上さんをなんとか口説き落とした。その手前もあって、何も言えないのかもしれません」（制作会社スタッフ）

　また一部週刊誌の記事によると、昨年9月に全レギュラー出演者・スタッフをねぎらう目的で、坂上が主体の宴会を開催。そこでは女性もいる宴会場で、複数の男性スタッフが服を脱ぐという“パワハラ・セクハラ騒動”もあったという。

　酒が関係を円滑にする一方で、酒が災いをもたらすことも多い。大きな問題に発展しないことを願いたい。

文・佐々木浩司（ささき・こうじ）

※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』（宝島社）など。