紗栄子が被災地訪問で"嫌われキャラ"返上の大活躍

デイリーニュースオンライン

「Saeko One&only 「私は私」。ルールに縛られない、おしゃれな生き方」より
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 タレントの紗栄子(29)がお忍びで熊本地震の被災地を訪問し、現地の被災者との交流の様子を自身のInstagramに続々とアップしている。当初から紗栄子は義援金の寄付を発表するなど支援に積極的だったが、それに「あざとい」との批判が噴出していた。だが、今回の被災地訪問によって批判的なネットユーザーたちを沈黙させている。

■高額寄付とボランティアで女を上げる

 紗栄子が訪れたのは、最も揺れの激しかったとされる熊本県益城町。幼稚園や小学校などを回り、自ら生姜焼きを振る舞うなどボランティア活動を展開した。Instagramには現地の子どもたちや女性グループ、指導をしてくれた学生ボランティアらと撮影した写真を掲載。幼稚園で出会った一家とのワンショットでは、生後1週間の赤ちゃんを抱いてママらしい素顔をのぞかせている。

 紗栄子は「炊き出し終わりの私に『おにぎり食べる?』って優しく声をかけてくれました。みんなの優しさ忘れないよー!」「インスタに載せる約束守ったよ みてくれてるかな?」などとコメントを添えており、さらに「また会いに行くからね!」と再訪を約束している。

 紗栄子は4月19日にInstagramで義援金の寄付を公表。振込受付書の画像をアップし、そこには「500万2000円」と寄付金の額までしっかり写っていた。紗栄子が500万円、2000円は二人の子どもがお小遣いから捻出したという。

「寄付は立派なことなのですが、振込用紙の公開は鬼門。過去にも益若つばさがフリーマーケットの売上金を東日本大震災の義援金として寄付した際、ATMの振込画面をアップして『私って偉いでしょアピール?』などと猛批判を浴びたことがありました。どうしても計算高さを感じてしまう人が多いようです」(芸能関係者)

 案の定、紗栄子にも「金額を公表するのがあざとい」「金だけ出せばいいと思ってそう」「税金対策の寄付でイメージアップ狙いか」といった批判が噴出。さらに前夫のダルビッシュ有(29)から多額の養育費を受け取っているとの報道があったことから「ありがとうダルビッシュ」「ダルのお金で寄付ですか」と皮肉るコメントも多数あった。

■批判を封殺…嫌われキャラが一変?

 世間からの厳しい反応に紗栄子は「一人でも多くの人が寄付について改めて考えてくださり行動に移してくれたらとの思いで、批判も覚悟の上、実名での振り込み明細を掲載しました」と反論。自分が寄付をアピールすることで支援の輪が広がってほしいという思いを明かした。それでも批判が止まない状況が続いていたのだが、実際に被災地に赴いたことで風向きが一変した。

 現在、紗栄子のInstagramは「私も何かしなきゃって思いました」「外見も内面もカッコイイ!」といった絶賛で埋め尽くされ、掲示板サイトやSNSでも好意的な意見が大勢を占めている。

「多額の寄付はともすれば世間の嫉妬心を呼び起こしかねませんが、実際に行動するのは誰にでもできることではなく批判しようがない。押しかけボランディアが迷惑になることはあるものの、紗栄子の場合は被災者らに感謝されている様子を写真付きで報告しているのだから完璧です。数々の炎上騒動を起こしてきた紗栄子ですが、その経験もあって批判的なネットユーザーへの対策が上達したのかもしれませんね」(前同)

 かつては芸能界屈指の「嫌われキャラ」だった紗栄子だが、今では批判を恐れずに行動するスタンスが共感を呼んでいる状況だ。震災対応で女を上げたことによって、今後は芸能界での立ち位置も変わっていくのかもしれない。

文・佐藤勇馬(さとう・ゆうま)
※個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、ネットや携帯電話の問題を中心に芸能、事件、サブカル、マンガ、プロレス、カルト宗教など幅広い分野で記事を執筆中。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など多数。
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