ベッキーの”号泣復帰”は大成功?金スマ出演に隠された大人たちの思惑

デイリーニュースオンライン

写真は「心こめて」より
写真は「心こめて」より

 ロックバンド・ゲスの極み乙女。の川谷絵音(27)との不倫騒動で休業していたタレントのベッキー(32)が、5月13日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に出演した。川谷絵音と離婚をした元夫人への謝罪も終えたことも判明し、本格復帰への足がかりとみられている。

 世間を賑わせた不倫騒動の報道後、ベッキーは2月に元夫人に宛てた“謝罪の手紙”を書いたが、受け取りを拒否されたという。また3月上旬には、元夫人が“川谷を含めた3人で”という条件付きでの面会を承諾したものの、ベッキーは「もう川谷とは会いたくない」と拒否。結局3人で会うことはなかったが、この対応に元夫人は「川谷とベッキーの関係が完全に終わった」と信用したのか、ベッキーからの謝罪を受け入れる気持ちの整理がついたのだという。

 その後、9日に川谷のブログ『絵音のかわた日記』で「我々夫婦は話し合いの末に離婚しました事をご報告致します」と離婚を報告。「これからもミュージシャンとして、1人の人間として、成長していけるように頑張ります」と綴っていた。

 復帰第一弾として『金スマ』を選んだ背景には、事務所のしたたかな計算が隠されているという。

「金スマは、出演するゲストの人生に焦点を当てるという番組内容のテイストから、“反省ムード”を出しやすい。そのために同番組での復帰を決めたんでしょう。長い間ともにレギュラーを務める中居正広との厚い信頼関係もあり、番組中に何かあったとしても中居が守ってくれるだろうという安心感もありますしね」(芸能関係者)

■復帰させたい事務所の本気度

 ベッキーの所属するサンミュージックは、ベッキーが出演していた数多くのCMが全てなくなり、経営的にかなり追い詰められているとも聞こえてくる。同事務所に所属するカンニング竹山(45)もある番組に出演した際に「今事務所は大変」と切迫した状況であることを発言している。ベッキーの復帰は、事務所にとって急務だったにちがいない。前出関係者が続ける。

「川谷の離婚発表と復帰のタイミングは、双方の事務所で綿密にシナリオを立てて実行されたものです。夫人が謝罪を受け入れ、離婚が成立したことで世間からベッキーは叩かれにくくなる。事務所としても彼女には早く復帰してもらい、“ベッキー暴落”で大損した分を稼いでもらわなければならない。関係者は各所に様々な手配をしたようですよ」

 復帰第一弾のテレビ出演で号泣したベッキーだが、視聴者はその涙をどう受け止めるのか。復帰プランは順調に進むのか。今後の動きから目が離せいない。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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