テレビは出たいけど会見はイヤ?ベッキー”復帰工作”に積もる不信感

デイリーニュースオンライン

「風とメロディー」より
「風とメロディー」より

 一大不倫スキャンダルの当事者となったベッキー(32)の復帰に大きな注目が寄せられている。5月13日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で、休業から104日ぶりにテレビ出演するのだが、収録されたVTRの中でこれまでの経緯や騒動についての謝罪を口にする見通しだ。

 TBSは復帰前日となる5月12日、ベッキーの出演を正式に発表。SMAP・中居正広(43)と参加したロケの様子や、ベッキーのワンショットで謝罪VTRが放送されるとして、スポーツ紙が一斉に報じている。

「番組内ではベッキーが中居君に『ごめんなさい』と謝罪する一幕がある模様です。また、最大の被害者であるゲス極。川谷の元妻に謝罪した時期などにも言及するようで、ベッキーサイドとしてはこれをもって禊としたいのでしょう」(スポーツ紙芸能記者)

 こうした一方的な“復帰工作”に異を唱える向きがないわけではない。きちんと会見を開いて対応すべき、という声が芸能マスコミの間で根強いのは事実だ。とはいえ、現時点で会見を開く予定はなく、その原因は本人の強い意向にあると言われている。

「ベッキーが会見を開かないのは、とにかく本人が拒否しているためではないかと言われています。実は1月末に休業を発表した時も会見を開くという話があった。場所もTBSの一室が押さえられていたほど。なのに、直前になってベッキー側がドタキャンしたんです。時期的には、ベッキーが最初の会見で強調した“川谷との友人関係”が嘘だったと報じられていた最中だったので、無理もないのですが……振り回された芸能マスコミとの間に溝ができてしまったのは痛手でした」(テレビ局関係者)

■いまだ尾を引くドタキャン劇の余波

 会見の有無は芸能マスコミの都合と思われなくもないが、それを差し引いても開かずに乗り切ろうとする姿勢は、ベッキーにとって重大なデメリットになるとの指摘もある。

「ドタキャンで一度ミソをつけてしまった上、今後も取材に応じない姿勢を貫くようでは、『復帰商法で食い繋ぐつもりか』とネガティブに捉えられる可能性が高い。一部のスポーツ紙をのぞくとベッキーを取り巻くマスコミ包囲網は厳しめな論調で今後も報じると思います。本人は質疑応答に自信が持てないと会見を敬遠しているそうですが、うやむやにするよりは正々堂々と記者の質問に答える方がいいと思います。江角マキコも長嶋一茂ファミリーと落書き騒動を起こした際にきちんと説明の場を設けなかったため、沈んでいった。あれと同じ構図になってしまう」(前出・記者)

 川谷とは「すでに連絡を取っていない」というベッキーだが、『金スマ』内での謝罪のみで、果たして世間の共感は得られるのか。どうにも理解しがたい復帰劇だといえよう。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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