ベッキー「日テレとジャニーズが動く?」“本格復帰”のシナリオ
いったい、いつ、どの番組で復帰するのか――。情報が錯綜する中、5月13日、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)への出演を選んだベッキー(32)。しかし、このまま本格復帰とはいかないようだ。まずは、復帰までの近況に触れておきたい。
5月9日、不倫相手『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音(27・えのん)がブログで離婚を発表した。それを皮切りと、翌日にはスポニチが<『金スマ』で正式復帰。川谷元妻への謝罪も調整中>と大々的に報道。11日にはサンスポ、報知、デイリーが<4月末にすでに『金スマ』ロケに参加。放送日は早ければ5月13日だが、まだ未定>と報じるなど、スポーツ紙の間で報道合戦が急過熱。そして、13日の『金スマ』放送へと至ったのだ。
しかし、これに「そんな話は放送直前までまったく聞いていなかった」と驚きを隠せないのは『金スマ』関係者。さらに、ベッキーの所属事務所サンミュージックの関係者も同様の反応だ。「休業直後から“いずれは復帰”というのは当然でしたが、本当に何も知らなかった。社長と一握りの上層部が水面下で慎重に進めていたんでしょうね」(サンミュージック関係者)
芸能レポーターの川内天子氏は、今回の『金スマ』復帰に対し、こう話す。「『金スマ』は3月あたりから濃厚じゃないかといわれていました。親しいプロデューサーや中居正広さんがいるなど、身内感覚で安心して出演できますしね。ですが、彼女の事務所は平等性を重んじ、他のレギュラー番組の面目も気にする性質。一つの番組を“贔屓(ひいき)”するようなことはしないと思っていました。今後のことを考えると、これまで関係のなかった番組から復帰したほうが、彼女にとってよかったような……」
さらに、同業の芸能プロ関係者からは「時期尚早だったのでは」という声がチラホラ上がっている。「ベッキー本人も事務所サイドも、休業直後から“5月復帰計画”を立てていたそうです。むしろ“5月では遅すぎる”くらいの認識だったとか。それが視聴者の感覚とズレてますよね。休業前に出演したゴールデンの番組に、10分間で1000件以上の苦情が殺到したこともありましたが、それだけ世間の目は厳しかった。『金スマ』でもレギュラー復帰は難しいばかりか、他のレギュラー番組も及び腰になりますね」
つまり、『金スマ』で復帰を果たしても、不倫報道の以前の状態にすぐ戻れるわけではないのだ。そんなベッキーに対して、“手厚いフォロー”をしてくれそうなのが日本テレビだという。「ベッキーは不倫騒動前、日テレで3本のレギュラー番組に出演していました。『世界の果てまでイッテQ!』の司会者・内村光良さんは騒動後、番組内で、“ベッキー!”と異例の語りかけをしましたし、『天才!志村どうぶつ園』で長年共演していて親交も深い志村けんさんも、彼女の復帰を手助けしてくれることは間違いないでしょう。日テレが中心になって彼女の“本格復帰”が実現していくのではないでしょうか」(制作会社関係者)
そんな中、囁(ささや)かれているのが、夏の名物番組への出演だ。「『24時間テレビ』は8月下旬なので、その頃には視聴者の嫌悪の感情も薄らいでいるかもしれませんよね。また、出演が有力視される大きな要因として、ベッキーがジャニーズ事務所の女帝・メリー喜多川氏と懇意の間柄にあることがある。ベッキーは友人の上戸彩を交えて、メリー氏とEXILEのコンサートをVIPルームで見る仲の良さで、メリー氏は“芸能界のママ”とも言える存在なんです」(放送作家)
『24時間テレビ』の司会は毎年、ジャニーズタレントで、今年も『NEWS』が務める。芸能界の最高権力者メリー氏のプッシュがあれば、「ベッキーの出演を固辞できる人はテレビ界では皆無」(前同)というのだ。水面下で着々と進むベッキー本格復帰へのシナリオ。だが、タレント仲間からも、「あざとい」「不誠実でずる賢い」との声が飛ぶ状態。「今までの清純派ではなく、“酸いも甘いも噛み分けられる女”として出てこないと、使い道はないでしょう。今後は、そこが見ものですね」(前出の川内氏)
茨の道を這い上がり、たくましく復活したベッキーが見られる日は来るのだろうか!?