デマと炎上が売り?尾木ママ”批判100万件”ブログのお寒い中身 (2/2ページ)
■”佐野研二郎”問題でもデマを飛ばした過去
“オネエ言葉”で語るキャラクターがテレビでブレイクした尾木ママだが、柔らかい物腰の一方で、歯に衣着せぬコメントが売りだ。ブログではさらに思ったままを書くがゆえ、これまでも炎上するケースがあった。
特に話題となったのは、2015年8月、東京五輪の一度目のエンブレム決定でのこと。当選した佐野研二郎氏(43)に対し、「エンブレムデザイナーにはいるお金200億」というデマをブログに綴った。後に誤りに気づいた尾木ママは謝罪し、再発防止を誓っている。
多くの人に影響を与える立場にある尾木ママが、獲物を追いかけるが如く時事ネタに首を突っ込み、推測や感情だけで物を語り続ける。そんな姿に、ブログ読者たちも不信感を持たざるを得ない。清原和博被告(48)の覚せい剤使用について、再犯の可能性を大いに疑う発言もしている尾木ママだが、自身の失言についてもぜひ、再発防止に務めてほしい。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。