少子化と言うけれど……実際子どもの数ってどれぐらい減っているの? (2/2ページ)

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発展目覚ましいアジアでは、インドが30.8%、フィリピンが33.3%と、日本のベビーブーム期と同程度の子どもの割合です。とても多いですね! しかも経済においても勢いがあるので、今後の世界経済をけん引していく存在になっていきそうです。

■男性の育児休暇取得を推進

日本の少子化対策として、内閣は2015年3月に「少子化社会対策大綱」を閣議決定しました。そこでは、2020年には「男性の配偶者の出産直後の休暇取得率80%」の達成を掲げていて、その推進を「さんきゅうパパプロジェクト」としています。

ただしこれは、イクメンとして有名人が報道されるような、数か月単位の休暇のことだけを言うわけではありません。「出産後2カ月以内に半日または1日以上の休みを取得した男性」のことです。現在でも、出産後に病院に駆けつけたり、1日一緒に過ごすくらいは当たり前なのかと思っていた女性もいるかもしれませんが、わざわざ目標として掲げるくらいですから、日本の職場ではその程度の男性の休暇すら取られていないのが実状なのでしょう。

少子化傾向は以前から明らかになっていましたが、こうして数字で見てみるとその深刻さがわかりますね。今後の日本の経済にも必ずや影響を及ぼすことになるので、早急に少子化対策を実行しなければならない局面に来ていることが伺えます。

文・ファナティック

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